「母乳が足りない」「ママ以外でも赤ちゃんに授乳できるようにしたい」そんな時に役立つのが粉ミルクです。粉ミルクを活用することで母乳との混合育児や、完全ミルク育児が可能になります。また、粉ミルクは哺乳瓶で授乳するため、ママ以外の人でも赤ちゃんにミルクを飲ませることができます。
しかし、粉ミルクはメーカーごとに栄養成分や調乳方法が異なるため、何を基準に選べばいいのか分からないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では粉ミルクのメリット・デメリットを中心に注意点や選び方を解説します。おすすめの粉ミルクも10商品厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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・「粉ミルクのおすすめ10商品をプロが厳選!選び方のポイントも解説 #粉ミルク」を公開しました。:2024年11月19日(火)
粉ミルクのメリットとデメリットは?
粉ミルクを使うメリットは、母親以外でも授乳ができることです。母親の不在時や体調がすぐれない場合でも、父親や周りの人が代わりとなって赤ちゃんにミルクを飲ませることができます。また、粉ミルクはその都度量を決めて調乳するため、赤ちゃんが飲んだ量を正確に把握できます。母乳では足りない量を粉ミルクで追加したり、離乳食の栄養を補ったり、状況に応じて柔軟に活用できます。
粉ミルクを使うデメリットは、経済的な負担がかかることです。粉ミルクの価格帯は幅広いとはいえ、決して安いものではありません。粉ミルク代のほかに哺乳瓶や乳首などの道具代や、消毒代なども必要になります。完全母乳育児に比べると、粉ミルクを使った育児は家計を圧迫しやすいでしょう。また、粉ミルクは1回ごとに計量してお湯と混ぜ合わせたり、温度を調節したりしなければなりません。母乳のようにすぐに授乳できないうえ、使用後の器具を洗浄・消毒する手間がかかるため、夜中や外出時は負担に感じる可能性があります。
以下に粉ミルクのメリットとデメリットをまとめました。粉ミルクの特徴を踏まえて、自分に合った授乳方法を選択しましょう。
【メリット】
- 母親以外の授乳が可能になるため、育児の負担軽減になる
- 母親の体調に関わらず授乳できる
- 母乳の代替になる
- 母乳では不足しがちな栄養素を補える
- 母乳に比べると腹もちが良く授乳間隔が空きやすい
- 赤ちゃんが飲んだ量を正確に把握できる
- 人目を気にせず授乳できる
【デメリット】
- 経済的な負担がかかる
- 調乳の準備や器具の洗浄・消毒などの手間がかかる
- 外出時は荷物が多くなる
粉ミルクは、母親だけでなく家族みんなで赤ちゃんを育てる手助けになる便利な選択肢ですね。母乳と比べると準備やコストはかかるかもしれませんが、体調に合わせて無理なく授乳できるのは本当に助かります。
粉ミルクのつくり方
粉ミルクの作り方を解説します。
- ミルクをつくる前に手を洗う
- 哺乳瓶やスプーンなどの器具は、事前に洗浄・消毒したものを使用する
- 一度沸騰させた70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かす
- お湯で溶かした粉ミルクは、流水にあてるか冷水の入った容器に入れて短時間で36~40℃程度(人肌)まで冷ます
70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かすことで、サカザキ菌などの病原菌を殺菌することができます。赤ちゃんがミルクを飲む量が多くなると、人肌の温度まで冷ますのに時間がかかってしまうため、湯冷まし(沸騰させたお湯を冷ました水)を活用すると、ミルクを冷ます時間を大幅に短縮できます。70℃以上のお湯を全量の半分くらいまで入れて粉ミルクを溶かし、準備しておいた湯冷ましを入れます。
ただし、つくってから24時間以上たった湯冷ましは雑菌が繁殖している恐れがあるため、使用しないようにしましょう。2時間以内に飲まなかったミルクや、飲み残したミルクは破棄しましょう。
手洗いや器具の消毒、適切なお湯の温度など、赤ちゃんを守るためにも大切ですね。夜中はもちろん、時間に関わらずつくる必要があるため、湯冷ましなどで冷ます時間を短縮できると便利そうです。
赤ちゃんに粉ミルクをあげる時の注意点
授乳は、赤ちゃんとの愛情を育むコミュニケーションの機会です。ミルクを飲みやすい体勢に調整したり、アイコンタクトや声掛けをしたりしながら赤ちゃんの様子を確認しましょう。
乳首の形とミルクの温度
体調に問題がないのにミルクの飲み具合が悪い場合は、哺乳瓶の乳首の形が合わない可能性があります。哺乳瓶を嫌がる場合は、いろいろな乳首の形を試してみましょう。赤ちゃんの好きな形の乳首なら、哺乳瓶でもよく飲むようになる可能性があります。
また、ミルクの温度にも注意しましょう。ミルクの温度は、36~40℃程度の人肌が基本です。40℃くらいのあたたかいミルクを好む赤ちゃんもいれば、36℃くらいのぬるいミルクを好む赤ちゃんもいます。ミルクの温度は簡単に調整できるため、積極的に試してみましょう。
アレルギー症状をチェックする
完全母乳の赤ちゃんや久しぶりに粉ミルクを再開する赤ちゃんは、ミルクアレルギーによる症状が出ていないか注意が必要です。新生児期に粉ミルクを飲んでいた場合でも、一旦中止した期間があるとミルクアレルギーを発症する可能性があります。
粉ミルクを再開する時は、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ進めましょう。万が一、発疹や下痢、嘔吐などのアレルギー症状が認められた場合は、自己判断せずに医師の診察を受けて適切な粉ミルクを選択しましょう。
授乳後はゲップを促す
赤ちゃんが母乳や粉ミルクを飲んだ後に吐いてしまう症状のことを「吐き戻し」「溢乳(いつにゅう)」といいます。生まれたばかりの赤ちゃんは、胃が小さく縦長の形をしています。食道から胃の入り口部分の食道括約筋が未熟なため、飲んだものが逆流しやすいという特徴があります。赤ちゃんにとって吐き戻しは生理的な現象で、個人差はありますがおおむね生後4~5ヶ月には自然に治まります。
また、授乳時に空気を飲んでしまい、お腹に空気が溜まることが吐き戻しの原因になることもあります。授乳後は赤ちゃんの背中をとんとんと叩くなどしてゲップを促してあげると、吐き戻しや腹部膨満の予防になります。
最初は手間がかかると感じたり、ゲップや吐き戻しに慣れないかもしれませんが、少しずつコツを掴むと楽になります。何より、ミルクを飲む赤ちゃんの姿はかわいらしいですよね。注意点は意識しつつ、神経質になりすぎないと良さそうです。
粉ミルクの選び方
粉ミルクを選ぶ際に、必ずチェックしておきたい4つのポイントを解説します。
1.粉ミルクの種類で選ぶ
粉ミルクの種類は、大きく分けて育児用ミルクとフォローアップミルクの2つがあります。
育児用ミルクは、母乳の代替となる粉ミルクです。母乳に近い成分で構成され、新生児から1歳までが対象となります。フォローアップミルクは、赤ちゃんの成長をサポートするための粉ミルクです。成長に伴い、離乳食や母乳では不足しやすい栄養成分を補う目的で使用されます。
また、これ以外にアレルギー対応ミルクがあります。ミルクアレルギーがある赤ちゃんのためにつくられた粉ミルクで、アレルゲン性を低下させ、アレルギーに配慮した成分で構成されています。さまざまなアレルギーに対応する粉ミルクが展開されているため、医師や専門家と相談しながら適切なものを選びましょう。
2.包装タイプで選ぶ
粉ミルクには、缶タイプ・スティックタイプ・キューブタイプの3種類があり、その他液体タイプがあります。
缶タイプは内容量が多く、コストパフォーマンスに優れます。日常的に粉ミルクを使うなら、缶タイプがおすすめです。ただし、缶タイプは開封後は1ヶ月以内に使い切る必要があります。粉ミルクを使う量が少ない場合は、個包装のスティックタイプやキューブタイプ、液体タイプを選択しましょう。
スティックタイプとキューブタイプは、1回の量が決まっているため計量の手間がかかりません。夜間や外出時でも、赤ちゃんに素早く授乳できます。個包装なら、長期間保存できるうえもち運びにも便利です。廃棄ロスを気にせず、粉ミルクが必要な時に気兼ねなく使用できます。お試し感覚で粉ミルクを使いたい場合や、外出時などの特別なシーンでのみ粉ミルクを使いたい場合におすすめです。
液体タイプは、調乳された状態で缶や紙パックにセットされています。水やお湯がなくても、中身を哺乳瓶に移し替えるだけで赤ちゃんに授乳できます。外出時の荷物を減らすことができるほか、常温で長期間保存できるため災害時の備えとしても重宝します。
3.配合成分で選ぶ
国内メーカーが販売している粉ミルクは、食品衛生法の「乳等省令」や健康増進法の「特別用途食品制度」において、栄養成分についての基準が定められています。そのため、どのメーカーの粉ミルクにも赤ちゃんの成長に必要な栄養成分が配合されています。
ベースとなる栄養成分は同じでも、メーカーごとに製品の特徴や配合成分のこだわりは異なります。
母乳に近いタンパク質で消化に配慮していたり、初乳に多く含まれる免疫成分のラクトフェリンを配合していたりするものなら、より母乳に近い感覚で赤ちゃんに飲ませられます。また、母乳に含まれるDHAやアラキドン酸など、赤ちゃんの発達に必要な成分を充実させている粉ミルクも展開されています。
ミルクアレルギーや先天性乳糖不耐症、ガラクトース血症などの心配がある赤ちゃんの場合は、医師の指示のもと、アレルギー対応の粉ミルクや乳糖を含まない粉ミルクを選択しましょう。
4.月齢で選ぶ
育児用ミルクからフォローアップミルクに切り替える目安は、1日3回食になる9ヶ月頃とされています。
フォローアップミルクは、離乳食だけでは不足しがちな鉄分やカルシウムなどの栄養素をサポートするものです。必ず飲まなければならないものではないため、偏食があったり、栄養の偏りが心配だったりする場合は、フォローアップミルクを活用するといいでしょう。
離乳食を食べる量が少なかったり、赤ちゃんの成長がゆっくりだったりする場合は、月齢9ヶ月を過ぎても育児用ミルクを継続して問題ありません。離乳食が進んでいない状態でフォローアップミルクに切り替えると、成長に必要な栄養をまかなえない可能性があります。赤ちゃんの離乳食の進み具合や発育の状態に合わせて、柔軟に活用していくことが大切です。
種類や成分だけでなく、使用シーンに合わせた包装タイプやコスパも重要ですね。私は普段は缶を使用し、外出時にはキューブタイプが重宝していました。液体タイプはまだ主流ではなかったため、更に便利になったと感じます。
粉ミルクのおすすめ10商品
ここからは管理栄養士/離乳食アドバイザーである筆者がおすすめの粉ミルク10商品を紹介します。おうち時間がもっとごきげんになりそうな商品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
明治 ほほえみ
専門家が選ぶおすすめポイント
40年以上の母乳研究から生まれた栄養設計
母乳で育つ赤ちゃんの発育を目指し、一つひとつの栄養成分を母乳に近づけたこだわりの粉ミルクです。赤ちゃんの成長や発育に重要なタンパク質や鉄分はもちろん、アラキドン酸とDHAの両方を母乳の範囲まで配合しています。腸内のビフィズス菌を増やすフラクトオリゴ糖や不足しがちな亜鉛・鉄分も含まれ、赤ちゃんの健やかな成長をサポートします。
授乳シーンに合わせて選べる幅広いラインナップ
大容量の缶タイプのほかに、キューブタイプや液体タイプもラインナップ。普段はコストパフォーマンスが高い缶タイプ、外出時にはキューブライプや液体タイプというように、さまざまなシーンに柔軟に対応できます。いつでもどこでも赤ちゃんが飲みなれた粉ミルクを授乳できるため、災害用の備蓄にも便利です。
ごきげんポイント
栄養のバランスがしっかりしていて、赤ちゃんの成長をしっかりサポートしてくれそうです。お出かけ先でも安心して使えるのが嬉しいです。
商品の詳細情報
森永 E赤ちゃん
専門家が選ぶおすすめポイント
消化が良くアレルゲン性も低いペプチドミルク
赤ちゃんが消化しやすいように、タンパク質を細かく分解したペプチドミルクです。母乳と同じくらい消化器への負担が低く、アレルゲン性も低減されています。
また、栄養成分が母乳に近く、消化吸収が未熟な0ヶ月から飲ませられます。スティックタイプもあり用途に合わせて使い分けできる点も要注目です。
赤ちゃんの免疫に関与する成分を配合
初乳に多く含まれるタンパク質、ラクトフェリンが配合されています。ラクトフェリンはビフィズス菌などのよい菌を守り、赤ちゃんの免疫力を育みます。ビフィズス菌を増やす3種類の糖も配合され、母乳育ちの赤ちゃんの腸内環境に近づけてくれます。お腹の調子が乱れがちな赤ちゃんにおすすめです。
ごきげんポイント
消化吸収が心配な0ヶ月からでも安心して使えるのが嬉しいポイントです。免疫に関わる成分も含まれているので、初めての育児で不安を抱えるママにも安心できる選択肢だと思います。
商品の詳細情報
雪印 メグミルク ぴゅあ
専門家が選ぶおすすめポイント
栄養成分と価格のバランスが優秀
赤ちゃんの健やかな成長に必要な栄養成分と手頃な価格設定とを両立した、コストパフォーマンスが高い粉ミルクです。最新の母乳研究と乳児栄養に関する知見をもとに、母乳に豊富に含まれるDHAやシアル酸、お腹の健康をサポートする糖などの基本成分を適切な比率で配合しています。粉ミルクを使う頻度が高い方におすすめです。
溶けやすく時短で調乳できる
サッとお湯に溶けて、短時間で調乳できます。空腹の赤ちゃんを待たせたくない方に、ピッタリの粉ミルクです。缶タイプのほかに、もち運びに便利なスティックタイプもラインナップ。外出先でも、大切な赤ちゃんにいつものミルクを飲ませてあげられます。
ごきげんポイント
頻繁にミルクを作る方にとって、コスパが良く助かるアイテムですね。溶けやすく作りやすい点も、忙しい育児中には嬉しい特徴です。
商品の詳細情報
和光堂レーベンスミルク
はいはい
専門家が選ぶおすすめポイント
母乳に近い栄養成分
和光堂は、離乳食で有名なメーカーです。
母乳に含まれる主要なタンパク質であるα-ラクトアルブミンを、母乳に近い量まで配合しています。新生児期の発育に大切なDHA・アラキドン酸や16種類のビタミン・ミネラル、ビフィズス菌を増やすガラクトオリゴ糖も含まれ、栄養バランスに優れた粉ミルクです。
調乳のしやすさにこだわった設計
缶タイプは蓋の裏ですりきりができ、素早く計量できます。ワンステップ調乳タイプで、計量に失敗しても気軽につくり直せます。お湯に溶けやすく泡立ちが少ないため、スムーズに赤ちゃんに授乳できるのも嬉しいポイント。スティックタイプもあり、お出かけの際にも重宝します。
ごきげんポイント
ミルクを選ぶために栄養バランスはやっぱり重要視したい方も多いはず。和光堂は離乳食でも有名なので、安心感がありますね。スティックタイプも便利で外出時に助かります。
商品の詳細情報
雪印
ビーンスターク すこやかM1
専門家が選ぶおすすめポイント
徹底した品質管理のもとで製造される粉ミルク
雪印 ビーンスタークは厳格な独自規定を設け、合格した製品だけを出荷する信頼度の高いメーカーです。すこやかM1が製造される群馬工場は、国内の粉ミルクメーカーで初めて品質マネジメントシステムに関する国際規格の認証を取得。徹底した衛生管理と品質管理を実施しています。確かな品質のものしか、赤ちゃんの口に入れたくない方におすすめの粉ミルクです。
母乳に近い成分構成で免疫細胞の働きをサポート
最新の母乳研究に基づき、日本で初めて母乳に含まれる免疫成分オステオポンチンを育児用粉ミルクに配合。免疫細胞に働きかけて、感染症やウイルスから赤ちゃんを守ります。母乳が足りない時や与えられない時に、頼りになる粉ミルクです。缶タイプのほかにスティックタイプや液体タイプもラインナップしており、授乳シーンに応じて便利に使い分けられます。
ごきげんポイント
ミルクは、夜中や朝など時間を問わずに赤ちゃんが泣いた時にすぐ作る必要があるため、溶けやすいタイプはとても便利です。母乳に近い成分配合も安心ですね。
商品の詳細情報
江崎グリコ
アイクレオ バランスミルク
専門家が選ぶおすすめポイント
母乳をお手本にした成分構成
調乳時間を短縮できる、サッと溶けてダマになりにくい粉ミルクです。お腹が空いてむずがっている赤ちゃんに、手早くミルクを準備して授乳できます。母乳に近い味や色、香りにこだわっている点も要注目ポイント。一つひとつの成分を母乳に近づけ、赤ちゃんがごくごく飲めるよう配慮しています。さらに、お腹の健康をサポートするガラクトオリゴ糖や、ビフィズス菌を増やすヌクレオチドを配合しています。
すりきり付きの蓋でラクラク計量
蓋裏にすりきりが設けられ、すりきり1杯を簡単に計量できます。粉ミルクを先に入れるワンステップ調乳で、計量に失敗しても気兼ねなくつくり直しできます。同シリーズでスティックタイプもラインナップしており、外出時でもいつも飲み慣れているミルクを飲ませることができます。
ごきげんポイント
母乳に近い味や香りを意識して作られていて、飲み慣れてくれそうで嬉しいですね。調乳がしやすく、外出時に使えるスティックタイプや液体タイプも便利で助かります。
商品の詳細情報
明治
ほほえみ らくらくミルク
専門家が選ぶおすすめポイント
2種類の容量から選べる液体ミルク
哺乳瓶に入れるだけで授乳できる、液体タイプのミルクです。200mlと120mlの2サイズ展開で、赤ちゃんの月齢や飲む量に合わせて選択できます。120mlサイズは、飲む量が少ない新生児期にも使いやすいでしょう。取り扱い店舗が多く、欲しい時に手に入りやすいのも嬉しいです。手軽に入手できる液体ミルクをお求めの方におすすめです。
アタッチメントで缶に乳首を装着できて便利
専用アタッチメントを取り付ければ、該当の哺乳瓶の乳首(ピジョン「母乳実感」)を缶に直接装着できます。調乳不要で常温で飲めるため、乳首とアタッチメントさえあればお腹が空いた赤ちゃんに素早くミルクをあげられます。哺乳瓶もお湯ももち運ぶ必要がなく、外出時の荷物を減らすことができます。
外出時にミルクが必要かどうか悩む場合も、これ1本バッグに入れておけば、いざ必要となった時に便利です。
ごきげんポイント
液体タイプは、哺乳瓶やお湯を持ち運ばなくていいので外出時に荷物を減らせるのが便利です。缶に哺乳瓶の乳首を直接つけられるのも助かり、手軽さが嬉しい商品ですね。
商品の詳細情報
江崎グリコ
アイクレオ 赤ちゃんミルク
専門家が選ぶおすすめポイント
日本初の液体ミルク
成分と原料にこだわった、日本初の赤ちゃん用液体ミルクです。紙パックタイプの液体ミルクでもち歩きやすいため、外出時や旅行時に便利。ミルクを飲み終わったら、紙パックを小さく畳んで捨てられます。
専用乳首やストローで哺乳瓶なしでも飲める
調乳済みで、そのまま飲むことができます。専用の紙パック用乳首を取り付ければ、哺乳瓶への移し替えも不要です。赤ちゃんに素早くミルクをあげられることはもちろん、外出時の荷物も減らすことができます。
さらに、ストロー飲みにも対応しているため、ストローが使える赤ちゃんならより手軽に授乳できます。
ごきげんポイント
軽量の紙パックは外出時にとても便利です。お出かけや旅行時に荷物を減らせるのは、何かと荷物が多くなる家族にとって嬉しいポイントです。手軽に使える専用乳首もありがたいですね。
商品の詳細情報
和光堂
フォローアップミルク ぐんぐん
専門家が選ぶおすすめポイント
成長期に必要な栄養素を補えるフォローアップミルク
離乳食が3回食になる満9ヶ月頃からの栄養をサポートするフォローアップミルクです。食事や牛乳では摂りにくいDHAや鉄、カルシウムや亜鉛、ビタミンやミネラルをバランスよく配合。成長期の子どもに必要な栄養を効率的に補えます。
溶けやすく離乳食にも使いやすい
蓋の裏ですりきりができるうえ、水でもサッと溶けるため短時間で調乳できます。離乳食づくりにも活用でき、公式ホームページにはアレンジレシピも豊富に公開されています。普段の食事の一部として、気軽に取り入れられます。
ごきげんポイント
離乳食が始まって牛乳へ移行する時期になると、栄養がしっかりとれているのかが気になります。栄養が充実しているのはこの時期にとても助かりますね。溶けやすくて調乳が簡単なのも嬉しいです。
商品の詳細情報
明治
ステップ らくらくキューブ
専門家が選ぶおすすめポイント
幼児期に必要な栄養をたっぷり配合
食べムラや好き嫌いが起こりやすい、1~3歳頃の栄養を補えるフォローアップミルクです。1日に必要な鉄分やカルシウム、ビタミンCやビタミンDをまかなうことができます。さらに、子どもの発育に大切なDHAや腸内ビフィズス菌に届くフラクトオリゴ糖も配合され、幼児期に不足しがちな栄養を手軽に摂取できます。食が細い赤ちゃんは、栄養補給として飲ませてあげるといいでしょう。
使いやすく長期保存もできるキューブタイプ
1回分が固形になっているため、計量不要で手軽に使えます。お湯や水に溶かして飲むほか、離乳食づくりにも活躍します。1袋5個入りの使い切り仕様で、廃棄ロスを削減できるのも嬉しいポイント。少量ずつ使うならキューブタイプが便利ですが、毎日たっぷり使える缶タイプもラインナップしています。消費ペースや、子どもの人数に合わせて便利に使い分けられます。
ごきげんポイント
個包装のため長期保存が可能で持ち運びもしやすく、食事が始まってミルクが少なくなる時期に、使い切れずに無駄にしないのも嬉しいです。食べムラがある赤ちゃんの栄養を補えるのがいいですね。
商品の詳細情報
編集後記
本記事を担当した専門家より
今回は、粉ミルクについて紹介しました。栄養成分やコスパ、溶けやすさなどにこだわった粉ミルクが多く販売されていますね。
コストパフォーマンスも重要ですが、粉ミルクの消費量が多かったり出先でもよく使う方は、包装タイプの種類が多い商品を選ぶことをおすすめします。そうすることで、様々なシーンで飲み慣れている粉ミルクを飲ませることができるので、安心です。
赤ちゃんを育てるときに、何を重視したいかを考えながら、自分と赤ちゃんに合った商品を選んでみてください。
本記事を担当した編集者より
「明治 ほほえみ らくらくミルク」や「和光堂 フォローアップミルク ぐんぐん」は、栄養がしっかりしているので安心感がありますよね。特に栄養バランスが気になる時期には助かります。また、「明治 ステップ らくらくキューブ」のようなキューブタイプは、量が調整しやすくて便利です。私も使い切れずにミルクを余らせた経験があるので、無駄が出にくいのは嬉しいポイントです。日々の育児が少しでも楽になるといいですね。
お子さんのいらっしゃるご家庭では、離れた場所から子どもやペットの様子をチェックできるベビーモニターの記事もぜひ参考にしてみてください。子育て中の家電のプロが、母親目線と専門家目線でおすすめ商品と選び方を紹介していますよ。
また、粉ミルクをつくるときにはウォーターサーバーがあると便利ですよね。ウォーターサーバーのおすすめ商品の記事も要チェックです。
本記事を担当した企画者より
数年前に親戚の出産準備で赤ちゃん用品店にいった際、明治 ほほえみ らくらくミルクがミルクコーナーに陳列されていて、「今は液体タイプも売っているんだ…!」と驚いたのを今回の記事を読んで思い出しました。外出先で水やお湯がないときでも授乳できるのは本当に便利そうですね。
また、赤ちゃん用ミルクと聞いて思い浮かべやすい缶タイプの他に、キューブタイプやスティックタイプなどもあり、それぞれミルクを作る場面や場所によって最適なものが選べる時代なんだなぁと改めて実感しました。