「鼻の黒ずみが目立つ」「開いた毛穴を引き締めたい」「毛穴のたるみが気になる」など、毛穴に関するお悩みはつきませんよね。
最近は、毛穴に特化した施術を実施しているエステやクリニックも増えています。しかしお手入れのポイントを知っておくことで、自宅で効果的に毛穴対策のスキンケアを行うことが可能です。
そこで今回は、毛穴の種類と、それぞれの毛穴タイプにおすすめの化粧品について解説します。自宅で手軽に実践できる毛穴対策スキンケアも紹介しているので「毛穴ケアをしているのに効果がない」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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更新情報
・「効果的な毛穴ケアをプロが伝授!黒ずみ・たるみ・開きなど毛穴の種類別にアイテムも紹介 #毛穴ケア」を公開しました。:2025年7月1日(火)
毛穴の種類と原因
キュッと引き締まった毛穴は目立ちにくく、肌をなめらかに美しく見せてくれます。反対に毛穴が目立つと、肌の凸凹が気になったり、肌が暗く見えると感じる人も多いのではないでしょうか。トラブルが起きている毛穴は、形状によって3つの種類に分けられ、それぞれ原因が異なります。1つずつ詳しく見ていきましょう。
黒ずみ毛穴
「黒ずみ毛穴」は、毛穴の出口に角栓が詰まり、黒く見えている状態です。毛穴が黒ずむ原因は、毛穴から過剰に分泌された皮脂によるものです。毛穴の出口付近の古い角質と皮脂が混ざり合って角栓をつくり「詰まり毛穴」に発展します。
角栓ができてすぐの頃は、毛穴はあまり目立ちません。しかし放置したまま時間が経過すると、角栓が酸化して黒ずんでいき、毛穴が目立つようになります。
角栓は皮脂が多い毛穴で生じやすく、額や鼻のように皮脂の分泌が多い部位にできやすいのが特徴です。またターンオーバー(肌の生まれ変わるサイクル)が乱れると、肌に古い角質が残ることで、角栓ができやすくなります。
開き毛穴
「開き毛穴」は、毛穴の出口が正常な毛穴に比べて、大きく広がっている状態です。「開き毛穴」の主な原因は、毛穴に詰まった角栓です。正常な毛穴は出口が閉じていますが、角栓が長期間にわたって毛穴を押し広げていると、自然に出口が閉じにくくなっていきます。
角栓を除去しても、毛穴が閉じるわけではありません。むしろポッカリと大きな穴があいたままの、開き毛穴になってしまう可能性があります。また角栓を除去する際に、毛穴を傷つけてしまうことで、同様のリスクがあります。爪や器具を使って、無理やり角栓を押し出すのはNGです。
たるみ毛穴
「たるみ毛穴」は、毛穴が下へ引っ張られて、大きく開いて見える状態です。「たるみ毛穴」の原因は、肌の老化です。加齢により「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」など、真皮の弾力成分が徐々に減っていくと、肌全体のハリや弾力が失われていきます。すると肌が垂れ下がり、毛穴が目立ちやすくなります。
「たるみ毛穴」は頬やほうれい線の周囲など、たるみが生じやすい部位に特に多い傾向にあります。また急激なダイエットで、肌にたるみが生じた際にもできることがあります。
一度たるんで広がった毛穴は、引き締まった元の状態に戻りにくいのが特徴です。
乾燥毛穴
「乾燥毛穴」は、肌が乾燥して水分不足になったせいで、毛穴が目立っている状態です。「乾燥毛穴」の原因は、湿度の低下や皮脂分泌量の減少、誤ったスキンケアなどがあります。水分が少ない乾燥した肌は、ハリが失われてしぼんだようになり、キメの乱れから毛穴が目立って見えます。
目の周りや頬、口周りはメイクやスキンケアによる摩擦を受けやすく、肌が乾燥しやすい部位です。
さらに乾燥した肌は、乾燥から肌を守るために、皮脂を過剰に分泌することがあります。すると毛穴が押し広げられ、さらに毛穴が開いてしまうという悪循環に陥ることもあります。
【毛穴の種類別】化粧品の選び方
毛穴ケアをおこなう上で、スキンケアに使用する化粧品の選び方はとても大切です。ここからは毛穴の種類別に、おすすめの化粧品を紹介します。
黒ずみ毛穴
「黒ずみ毛穴」には、毛穴をふさいでいる角栓を優しく取り除くアイテムを選びましょう。皮脂の分泌が過剰な肌には、毛穴の奥の汚れまでしっかり落とす、オイルやバームのクレンジングがおすすめです。
また、皮脂を過剰に分泌させないためにも、洗浄後は保湿ケアを忘れないようにしましょう。
開き毛穴
「開き毛穴」を引き締めるために、収れん作用のある成分が配合されたアイテムを取り入れましょう。「ビタミンC」には収れん作用があり、コラーゲンの生成を促したり、皮脂の分泌を抑えたりする働きもあります。
また肌に古い角質を残さないために、ピーリング作用のあるアイテムを取り入れるのもおすすめです。
たるみ毛穴
「たるみ毛穴」を引き締めるためには「レチノール(ビタミンA)」などの成分でターンオーバーを促すことが効果的です。同時に「コラーゲン」など、肌の弾力成分を生成するサポートも期待できます。
「たるみ毛穴」は改善が難しいと考えられています。しかし「レチノール」が配合された化粧品を継続して使用することで、真皮層のボリュームアップにつながり、肌にハリが生まれて毛穴が目立ちにくくなるはずです。
乾燥毛穴
肌が乾燥してる場合には、洗浄力の高いクレンジングや洗顔料は避けましょう。「乾燥毛穴」には、皮脂を落としすぎないミルクタイプのクレンジングがおすすめです。
汚れを落とした後は「グリセリン」や「ヒトセラミド」「ヒアルロン酸」など、保湿力に優れた成分が配合された化粧品で、肌にうるおいを与えましょう。スキンケアの仕上げは乳液やクリームなどで、水分を逃がさないようにします。
自宅でできる、毛穴を目立たなくするスキンケア方法
毛穴ケアは「汚れを落とす」「潤いを補給する」「肌を引き締める」ことがポイントです。いつものスキンケアをちょっと工夫するだけで、毛穴を目立ちにくくすることができます。
汚れを落とす
クレンジング剤はたっぷりと使い、クルクルと指を滑らせて汚れを浮かせます。さらに洗顔料はしっかりと泡立てて、弾力のあるモコモコ泡をつくり、皮脂量の多い額や鼻のTゾーンから泡をのせていきます。
肌は大変デリケートです。こすって汚れを落とすと、傷ついて乾燥しやすくなるため、摩擦を避けて優しく肌に触れるよう心がけましょう。
また1日に何度も洗顔したり、洗浄成分を長く肌に乗せていると、皮脂を取り過ぎて肌が乾燥してしまいます。洗顔は朝晩合計2回までに留め、洗顔後は素早く十分にすすぎを行うことが大切です。
うるおいを補給する
毛穴の汚れを落としたら、水分を補給して肌のコンディションを整えます。肌にうるおいを与えることで乾燥による毛穴目立ちや黒ずみを防ぐことができます。
化粧水でたっぷりと水分を肌に浸透させたら、必ず乳液やクリームを塗って乾燥を防ぎましょう。角質層まで浸透しやすい「ビタミンC誘導体」が配合されたアイテムはとくにおすすめです。
気になるお悩みに特化した有効成分が配合されている「医薬部外品」のアイテムを選ぶのもポイントです。
肌を引き締める
肌のハリや弾力が低下すると、毛穴が開きやすくなります。特に30代から40代以降は、肌の生まれ変わりに関与している「代謝」が低下するため、マッサージなどで血行を促すのも1つの方法です。
血行が促進されると代謝が高まり、肌にも恩恵があります。また「コラーゲン」の生成も活発になると肌が引き締まり、毛穴が目立ちにくくなります。
顔のマッサージでは、力を加え過ぎないことがポイントです。保湿クリームなどを使って、肌を摩擦しないように注意して行いましょう。
まとめ
「黒ずみ毛穴」「開き毛穴」「たるみ毛穴」「乾燥毛穴」といった毛穴のお悩みは、それぞれ原因が異なります。自分の毛穴が目立つ原因を理解したうえで、原因に合わせたケアを行うことが大切です。
日々のスキンケアで適切なアイテムを取り入れ、ポイントをおさえてお手入れを継続することで、毛穴の悩みが改善するはずです。
今回紹介した自宅での毛穴ケアを実践して、なめらかに引き締まった陶器のような素肌を目指してくださいね。