「ダイエットを始めたけど、なかなか痩せられない」「食事制限はつらくて続かない…」という悩みを抱えていませんか?
そんな方におすすめしたいのが、「糖質制限ダイエット」です。糖質制限ダイエットとは、食事量を減らすことなく脂肪がつきにくい体質を目指す、注目のダイエット方法です。正しい方法で行えば、つらい空腹感を感じにくく、健康的に体重を減らすことができるでしょう。
この記事では、糖質制限ダイエットのメリット・デメリットや具体的なやり方、食べてもよい食品などについて解説します。これまでダイエットが続かなかった方も、この記事を読んで、ぜひ糖質制限ダイエットにチャレンジしてみてください。
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更新情報
・「糖質制限ダイエットは効果ある?正しいやり方と注意点をプロが解説、具体的な食材も紹介 #糖質制限ダイエット」を公開しました。:2025年5月20日(火)
糖質制限ダイエットの効果|メリットとデメリット
糖質制限ダイエットとは、主食やお菓子などに含まれる、糖質の摂取量を制限する食事法です。なぜ効果的に痩せることができるのでしょうか?その仕組みやメリット、デメリットを見ていきましょう。
糖質制限で痩せる仕組み
私たちの体は通常、エネルギー源として、糖質を優先的に利用します。しかし糖質の摂取量を制限すると、体は代わりに、脂肪をエネルギー源として使うようになります。この状態を「ケトーシス」と呼び、体脂肪が効率的に燃焼されるようになります。
また糖質は体内で水分と結合して保持される性質があるため、糖質の摂取を制限することで、余分な水分も排出されやすくなります。その結果、スムーズに体重が減少し、ダイエット効果を実感しやすいと考えられています。
糖質制限ダイエットのメリット
糖質制限ダイエットの代表的なメリットについて4つ紹介します。
1. 空腹感を感じにくい
糖質制限中は、糖質に代えて、適度なたんぱく質や脂質を摂取する必要があります。タンパク質や脂質は満腹感を持続させやすいため、空腹感によるストレスを感じにくい傾向にあります。
2. 血糖値の安定
糖質の摂取を控えることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、血糖値の安定につながります。血糖値が過度に高くなると、血管や神経にダメージを与え、合併症を引き起こすリスクがあります。特に血糖値が高めの方は、適切な糖質制限により食事の質と量を調整することで、血糖値の急激な変動を防ぐことが大切です。
3. 肥満や生活習慣病の予防
糖質制限により血糖値の急上昇を避けることで、「インスリン」の分泌が抑えられます。「インスリン」とは、血糖値を下げるために、すい臓から分泌されるホルモンです。脂肪を蓄積する作用がある「インスリン」の分泌量を抑えて適切に保つことで、脂肪がつきにくい体質へ導きます。
またすい臓への過度な負担を防ぐことで、メタボリックシンドローム(肥満)や、2型糖尿病、高血圧など生活習慣病のリスクを低減できる可能性があります。
4. 集中力や活動パフォーマンスの向上
体内での血糖コントロールが安定すると、食後の眠気や空腹感を感じにくくなります。その結果、日常生活での集中力や活動パフォーマンスが向上したと感じる人も多いようです。
糖質制限ダイエットのデメリット(注意点)
健康を維持しながら糖質制限ダイエットを継続するために、以下のデメリット(注意点)を理解しておきましょう。
1. 開始時の不調
糖質制限を始めて数日間は、「糖質離脱症状」と呼ばれる頭痛や倦怠感、めまいなどの不調を感じることがあります。これは、体がエネルギー源を糖質から脂肪に切り替える過程での、一時的な症状です。
2. 栄養バランスの乱れ
食事内容が極端に偏ってしまうと、ビタミンやミネラル、食物繊維などが不足し、栄養バランスが乱れる恐れがあります。健やかな体を維持するために、たんぱく質や脂質、野菜や果物などを適度に摂取し、栄養バランスを確保する心がけが大切です。
3. 運動パフォーマンスの低下
激しい運動を行う場合、糖質はエネルギー源として重要な役割を果たしています。過度な糖質制限は、運動パフォーマンスの低下を招く可能性があるため、注意が必要です。日々の運動量に合わせて、調整しながら実践しましょう。
正しい糖質制限のやり方
糖質制限ダイエットを健康的に、そして効果的に行うために、以下のポイントをおさえておきましょう。
1.段階的に糖質を減らす
糖質制限ダイエットは、心身へのストレスに配慮して、無理のない範囲で継続することが成功のポイントです。過度な糖質制限は体への負担が大きく、継続も難しくなります。まずは白米を半分に減らす、パンを全粒粉のものに変えるなど、段階的に糖質量を減らしていくことが大切です。
(糖質の摂取目安量)
- 緩やかな糖質制限:1日130~150g
- 中程度の糖質制限:1日70~130g
- 厳しめの糖質制限:1日70g未満
糖質を減らせば減らすほど、高いダイエット効果が期待できますが、リバウンドのリスクも高くなります。特に初心者は緩やかな制限から始めて、体の反応を見ながら調整していくことをおすすめします。
2.良質なタンパク質と脂質を摂る
糖質制限ダイエットでは、良質なタンパク質と脂質の摂取が重要となります。以下を参考に、適切なたんぱく質と脂肪の摂取を心がけましょう。
・タンパク質
肉、魚、卵、豆腐などから積極的に摂取しましょう。
・脂質
オリーブオイル、アボカド、ナッツ類などの良質な脂質を適量摂りましょう。
これらの栄養素は満腹感を持続させ、筋肉量の維持にも役立ちます。
3.食物繊維を意識的に摂取
糖質制限中は食物繊維の摂取量が不足しがちです。便秘予防や良好な腸内環境を維持するためにも、低糖質な野菜(葉物野菜、きのこ類など)を積極的に摂るよう心がけましょう。
4.水分をしっかり摂る
糖質制限中は、体内の水分量が減少しやすいため、意識的に水分を摂る必要があります。1日2リットル程度を目安に、水やお茶での水分補給を行いましょう。
5.適度な運動を組み合わせる
有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで、脂肪燃焼効果が高まり、筋肉量も維持できます。特に筋トレは基礎代謝を上げる効果があるため、ダイエット効果を後押ししてくれるはずです。積極的に取り入れるようにしましょう。
糖質制限中の食事内容 I 食べてもよいもの・避けた方がよいもの
糖質制限ダイエットを行う際には、食べてよいものと避けた方がよいものをあらかじめ理解しておくと、スムーズに実践できます。ここでは、糖質制限中に食べてもよいものと避けた方がよい食材を、種類別に紹介します。
穀物類
主食となる穀類は、糖質が多い炭水化物が主な成分です。なるべく食物繊維が多く含まれているものを選び、糖質量が多い穀類は避けましょう。
- 食べてもよいもの
- 玄米
- 全粒粉パン
- ライ麦パン
- ふすま(小麦ブラン)
- 避けた方がよいもの
- 白米
- 食パン
- うどん
- パスタ
野菜
低糖質でミネラルやビタミンが多く含まれる野菜類は、糖質制限中に積極的に取り入れたい食材の1つです。糖質が少ない葉物野菜は、特におすすめです。
- 食べてもよいもの
- レタス、キャベツなどの葉物野菜
- きゅうり、トマト
- ブロッコリー、カリフラワー
- アスパラガス
- きのこ類(しいたけ、えのき等)
- 避けた方がよいもの
- じゃがいも
- さつまいも
- かぼちゃ
- とうもろこし
肉・魚・卵
肉や魚類は低糖質かつ高たんぱくで、ダイエットに適した食材です。ただし揚げ物や、缶詰などの加工品は糖質が多く含まれることが多いため、避けた方が無難です。
- 食べてもよいもの
- 鶏肉、牛肉、豚肉(脂身の少ないものが好ましい)
- 真アジ、サーモン、マグロ、カツオなどの魚
- 卵
- 避けた方がよいもの
- 唐揚げやフライなど油で揚げた肉・魚
- 加工肉(ハム、ソーセージなど)
- 缶詰(ツナ、鮭フレークなど)
果物
果物はビタミンや食物繊維を豊富に含み、栄養バランスの維持や便秘予防にも役立ちます。ただし糖質が高いものもあるので、注意しましょう。
- 食べてもよいもの
- いちご
- ベリー類(ラズベリー、ブルーベリーなど)
- レモン
- アボカド
- 避けた方がよいもの
- バナナ
- ぶどう
- マンゴー
- ジャム類
- ドライフルーツ
お菓子・デザート
一般的にお菓子やデザート類は、砂糖の使用量が多く、糖質制限中は控えたい食べ物の1つ。間食をするなら、良質な脂質が豊富に含まれた、くるみやアーモンドなどのナッツ系がおすすめです。
- 食べてもよいもの
- ナッツ類(無塩、無糖のもの)
- ダークチョコレート(カカオ70%以上)
- 糖質オフのスイーツ
- 避けた方がよいもの
- 通常のケーキ
- クッキー、ポテトチップス
- アイスクリーム
- キャンディ、チョコレート
- 和菓子
飲み物
ダイエット中の飲み物には、水やお茶、無糖コーヒーなどがおすすめです。ジュースや清涼飲料などの市販されている飲み物は、砂糖が使われているものが多いため、控えましょう。
- 飲んでもよいもの
- 水
- 無糖の紅茶、緑茶
- ブラックコーヒー
- 糖質ゼロの炭酸飲料
- 避けた方がよいもの
- ジュース、スポーツドリンク
- 甘い炭酸飲料
- カフェラテ、カフェモカなどの甘いコーヒー
- 加糖のお茶
アルコール
糖質制限中にアルコール類を飲む場合は、糖質が低めの焼酎やウイスキーなどの蒸留酒を選びましょう。ただし過剰なアルコール摂取は、血糖値の上昇を促進する可能性があります。糖質制限中の飲酒は控えめにすることを心がけましょう。
- 飲んでもよいもの
- 糖質ゼロのビール
- ウイスキー
- 赤ワイン(辛口)
- 焼酎(水割り、お湯割り)
- 避けた方がよいもの
- ビール(糖質0タイプを除く)
- 甘いカクテル
- 甘口ワイン
- 梅酒などの甘い酒
まとめ
今回は糖質制限ダイエットの正しいやり方やメリット・デメリット、食べてもよい食材などについて解説しました。糖質制限ダイエットは、正しく行うことで減量効果を実感しやすく、失敗のリスクを減らすことができます。空腹感やストレスを感じにくく、肥満や生活習慣病の予防など、健康面でのメリットが期待できるのも嬉しいですね。
ただし過度な食事制限は、栄養バランスの乱れやリバウンドを招く可能性があるため、ライフスタイルや体質に合わせて無理のない範囲で行うことが大切です。ぜひこの記事を参考に、糖質制限ダイエットにチャレンジして、理想のスタイルを手に入れてくださいね。