寒い季節でも、家の中であたたかく快適に過ごすために欠かせないのがヒーターです。しかし、いざヒーターを購入しようとしても、多種多様な商品が販売されており、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、家電製品アドバイザーである筆者がヒーターの種類や選び方を解説し、厳選した10商品を紹介します。あなたにぴったりのヒーターを見つけて、あたたかい冬を迎えましょう。
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・「ヒーターのおすすめ10商品|目的・使用場所に合わせてプロが厳選 #ヒーター」を公開しました。:2024年10月18日(金)
暖房器具の種類について
暖房器具にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。ここでは、代表的な暖房器具の種類について詳しく紹介します。
1.エアコン
エアコンは冷暖房の両方に対応しており、室内を均一にあたためることができるのが大きな特徴です。温度調整が簡単で、火傷の心配もないことから、小さな子どもやペットがいる家庭に特におすすめです。設置には工事が必要ですが、年間を通じて利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。ただし、初期費用が高めで、部屋の大きさに対して適切なエアコンを選ばないと、効率が低下することがあります。
2.オイルヒーター
オイルヒーターは、電気で内部のオイルを加熱し、その熱で部屋をあたためるタイプの暖房器具です。燃料を燃やさないため空気が乾燥しにくく、空気が汚れにくいのが特徴です。また、ファンがないため動作音が静かで表面温度も低め。火傷のリスクが少ないことから、寝室や子ども部屋に適しています。ただし、あたたまるまでに時間がかかり、消費電力が大きいため、長時間の使用で電気代がかさむことがデメリットです。
3.パネルヒーター
パネルヒーターは、薄型のパネル内に組み込まれた電熱線を発熱させ、部屋全体を優しくあたためます。スリムでスタイリッシュなデザインが特徴で、壁掛けやスタンドタイプでの使用が可能です。静音性が高く、空気を汚さず乾燥しにくいため、寝室や書斎にぴったりです。表面温度も低く、小さな子どもやペットがいる家庭にもおすすめですが、エアコンやガスファンヒーターと比べると暖房能力が低く、電気代が高くなる可能性があります。
4.ガスストーブ/ガスファンヒーター
ガスストーブやガスファンヒーターは、都市ガスやプロパンガスを直接燃焼させて熱を発生させます。暖房能力は非常に強力で、部屋を短時間であたためることができます。ただし、燃料の補充にはガス栓が必要なことから、使用したい場所にガス栓を引き込む必要があります。
5.石油ストーブ/石油ファンヒーター
石油ストーブや石油ファンヒーターは、灯油を燃料とする暖房器具です。高い暖房能力が特徴で、短時間で部屋をあたためることができます。しかし、火傷の恐れがあることと、一酸化炭素中毒のリスクがあり使用中に定期的な換気が必要です。また、石油ストーブの中には電源が不要なものもあるので、非常時にも使えるのが利点です。
6.電気ストーブ
電気ストーブは、電熱線で空気を直接あたためる暖房器具で、スイッチを入れるとすぐにあたたかさを感じられる速暖性が特徴です。ただし、消費電力が大きく電気代が高くなる場合があります。また、ヒーターの表面温度が高くなるため、小さな子どもやペットがいる家庭では注意が必要です。
7.セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターは、耐熱性の高いセラミックを使用した電熱線を加熱し、ファンであたたかい空気を送り出す暖房器具です。軽量でもち運びが簡単なので、トイレや脱衣所などの狭い空間でのスポット暖房におすすめです。速暖性が高いのですが、長時間使用すると電気代がかさむ点がデメリットです。
8.こたつ
こたつは、日本の伝統的な暖房器具で、テーブルの下にあるヒーターの熱を布団で閉じ込める構造になっています。エネルギー効率が高く、電気代が比較的安いのが魅力です。ただし、部屋全体をあたためるわけではないので、他の暖房器具と併用することをおすすめします。
9.ホットカーペット
ホットカーペットは、カーペット内部に埋め込まれた電熱線で床全体をあたためる暖房器具です。エネルギー効率が良く、比較的安価な電気代で使用できます。ただし、広い部屋では暖房範囲が限られるため、他の暖房器具と併用するとより効果的です。
10.電気毛布
電気毛布は電熱線の入った毛布で、敷毛布と掛け毛布のタイプがあります。エネルギー効率が良く、比較的安価な電気代で使用できます。ただし、長時間使用すると低温火傷のリスクがあるため、注意が必要です。
選ぶ暖房器具によって、電気代やあたたかさの効率が大きく変わるんですね。子どもやペットも含め、家族全員が過ごしやすい環境づくりを考えた選択が重要なポイントだと感じました。
電気代が節約できるおすすめの使い方
電力料金の値上げが続く昨今、暖房器具を多く使う冬場は電気代が気になりますよね。しかし、賢く暖房器具を使えば、電気代を抑えつつ快適な室内環境を保つことができます。ここでは、電気代の節約に効果的なヒーターの使い方を紹介します。
全体暖房とスポット暖房の組み合わせテクニック
全体暖房は、部屋全体を均一にあたためることができる暖房器具です。エアコン、オイルヒーター、ガスストーブなどが代表的です。全体暖房の利点は、部屋全体が均等にあたたかくなることですが、その分エネルギー消費が大きくなりがちです。
一方でスポット暖房は、特定のエリアや場所を集中的にあたためるための暖房器具です。セラミックファンヒーター、こたつ、電気毛布などが代表的です。スポット暖房のメリットは、必要な場所だけを効率的にあたためられるので電気代を抑えられることですが、部屋全体はあたためられません。なお、セラミックファンヒーターは、長時間利用すると電気代がかさみます。
このように異なる特徴をもつ全体暖房とスポット暖房をうまく組み合わせることで、効率的に部屋をあたためることができます。以下に、その具体的な方法を紹介します。
1.基本の全体暖房設定
まず、全体暖房の設定温度を20℃前後に設定します。高過ぎる温度設定は避け、適切な温度を維持することでエネルギー消費を抑えることができます。
2.必要な場所にスポット暖房を配置
部屋全体を全体暖房であたためたうえで、特に寒さを感じる場所にスポット暖房を設置します。たとえば、デスク下やソファの近くにセラミックファンヒーターやホットカーペットを置くことで、全体暖房の温度を上げずに、特定の場所を効率的にあたためることができます。
3.空気の循環を促進
全体暖房とスポット暖房を組み合わせる際には、空気を循環させることが大切です。サーキュレーターを使用してあたたかい空気を部屋全体に循環させることで、効率的に暖を取ることができます。部屋全体を効率的にあたためられることから設定温度を低く保つことができ、電気代の節約に繋がります。
全体暖房とスポット暖房をうまく併用することで、電気代を抑えながら快適な室内環境を維持することができます。今年の冬は、これらの方法で、効率的にあたたかさを保ちましょう。
全体暖房とスポット暖房を組み合わせると、電気代が抑えられるなんて知りませんでした。家族が集まるリビングなど、効率よくあたたかさを保てる方法を駆使して電気代を抑えたいところです。
ヒーターの選び方
ヒーターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
1.使用する場所の広さから選ぶ
ヒーターを選ぶ際、まず考慮すべきは使用する部屋の広さです。部屋の広さに応じて適切なヒーターを選ぶことで、効率よく暖房効果を得ることができます。
- 広い部屋
リビングなど広いスペースでは、広範囲を短時間であたためられるエアコンやファンヒーター、オイルヒーターなどが理想的です。 - 小さな部屋
トイレや書斎などの狭い空間には、セラミックファンヒーターやパネルヒーターなど、素早くあたたまる小型のヒーターが適しています。
製品ごとに推奨される適用畳数が記載されているため、それを参考に選びましょう。
2.付属する機能で選ぶ
現代のヒーターには、便利な付加機能が多数搭載されています。自分の生活スタイルに合った機能を選ぶことでより快適なヒーターの使用につながります。
- タイマー機能
必要な時間だけヒーターを稼働させることで、エネルギー消費を抑えられます。特に就寝時や外出時に便利です。 - リモコン操作
リモコン付きのヒーターなら、離れた場所からでも温度調節が可能です。 - 自動温度調節機能
設定した温度を自動で維持することで、快適な室温を保ちつつエネルギーを節約できます。 - 安心機能
チャイルドロックや転倒時自動オフ機能、過熱防止機能など、火傷や火事などの危険を回避する機能。特に、小さなお子さんやペットがいる家庭では重要です。
3.燃料別に選ぶ
ヒーターの燃料には、電気、ガス、灯油の3種類があります。それぞれの特性を理解して選びましょう。
- 電気ヒーター
コンセントに差し込むだけで火を使わないため、火災のリスクが低く、換気も不要です。ただし、長時間使用すると電気代が高くなる可能性があります。また、暖房能力は比較的低く、広い部屋の暖房には不向きです。 - ガスヒーター
速暖性が高く、給油が不要なため、リビングなどの広いスペースでの使用がおすすめ。ただし、設置には専門工事が必要で、ガス栓も必須です。また、一酸化炭素が発生するため、定期的な換気が必要です。 - 石油ヒーター
灯油を直接燃焼させるので強力な暖房能力があり、広い空間も効率よくあたためられます。しかし定期的な給油や換気が必要で、燃焼時の匂いが気になることもあります。
4.あたため方のタイプ別に選ぶ
ヒーターは主に「対流式」と「輻射式」の2つのタイプに分かれます。それぞれの特徴を理解し、用途に合った製品を選びましょう。
- 対流式ヒーター
エアコンやファンヒーターのように、あたためた空気を対流させることで部屋全体をあたためます。素早くあたたまる反面、空気が乾燥しやすく、ホコリが舞い上がることもあります。 - 輻射式ヒーター
空気をあたためるのではなく、赤外線による輻射熱を利用して直接人や床などをあたためます。パネルヒーターやオイルヒーターなどが該当します。無風で空気が乾燥しにくく、静かな運転音が特徴ですが、部屋全体をあたためる力はやや弱いです。
部屋の広さや生活スタイルに合わせてヒーターを選ぶことで、快適さが格段に変わりそうです。特に、便利な機能や燃料の種類を考慮することで、より効率的に暖房を活用できそうですね。
ヒーターのおすすめ10商品
ここからは家電製品アドバイザー/家電製品エンジニアである筆者がおすすめのヒーター10商品を紹介します。おうち時間がもっとごきげんになりそうな商品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事で紹介する商品一覧
ダイニチ(Dainichi)
石油ファンヒーター SGXタイプ FW-4722SGX
専門家が選ぶおすすめポイント
快温・速暖・消臭のトリプル宣言
トリプル宣言は、快温トリプルフラップ、オートターボ運転およびスピード着火による速暖、秒速消臭システムプレミアムの3つを総じたものです。
温風の吹き出し口にあるトリプルフラップは、燃焼量に応じて角度が自動調整されます。大火力時は温風が遠くに届き、小火力時は温風が足元をあたためるようになります。フラップを常時スイングさせることもできるので、部屋全体を均一にあたためることができます。
また「秒速消臭システムプレミアム」で、消火時の石油ヒーター特有の嫌な臭いをしっかりと除去します。さらに、5kW未満の機種の場合は35秒(5kW以上の機種は40秒)という素早い着火スピードで、寒い朝や帰宅後にもすぐに暖を取ることが可能です。広いリビングなど、大きな空間での使用にもおすすめです。
あたたかさと節約を両立する2つの省エネ機能
室温変化を検知するecoおまかせモードプラスと人の動きを見る省エネセンサー搭載。ecoおまかせモードプラスでは室温の変化を見守り、燃焼量を自動で調整します。また、省エネセンサーが人の動きを検知し、長時間部屋に人がいない場合には自動的に運転をコントロール。燃焼量を減少させたり、運転を停止することで、灯油の無駄遣いを防ぎます。
ごきげんポイント
秒速であたたかさを感じられて、しかも消臭機能まであるのはありがたいですね。大きなリビングでもしっかりあたためてくれるので、家族が集まる空間にぴったりではないでしょうか。
商品の詳細情報
ダイキン(DAIKIN)
スゴ暖 HXシリーズ S404ATHP
専門家が選ぶおすすめポイント
コンパクトでも強力な暖房性能
高さわずか250mmのコンパクトなデザインで、狭いスペースにもぴったりフィットします。コンパクトながらも優れた暖房能力、かつ凍結や着雪しにくい設計で、寒さが厳しい冬でも快適に過ごせます。室外機の吸い込み温度が-25℃の極寒でもスムーズに運転を開始し、素早くあたたかさを届けます。設置場所に制約がある方や、雪が多い寒冷地にお住まいの方におすすめです。
ただし、冬の環境において霜の付着量が多くなる場合は、暖房を止めて霜取り運転を行う場合があるため注意しましょう。
自動お掃除機能でお手入れ簡単
エアコン運転で発生させた結露水で洗浄し、ストリーマ放電しながら送風・乾燥を行い、エアコン内部をきれいにする「水内部クリーン機能」を搭載。また、運転終了後に自動でフィルターをブラッシングし、ホコリによる目づまりを抑えます。お手入れは、ダストボックスに溜まったホコリを捨てるだけなので、とても簡単です。
ごきげんポイント
コンパクトなのに極寒でもしっかりあたためてくれるのは頼もしいですね。自動お掃除機能は、できるだけ手間なく清潔に保ちたい方にぴったりです。
商品の詳細情報
デロンギ(De’Longhi)
ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812
専門家が選ぶおすすめポイント
空気を乾燥させないクリーンなゼロ風暖房
温風を発生させないため、肌やのどに優しい湿度を保ちながら部屋をあたためます。風が出るタイプではないので室内のホコリやハウスダストを巻き上げることがなく、燃焼による二酸化炭素なども発生しないため、空気が常にクリーンで快適です。アレルギーをおもちの方に特におすすめです。
表面低温化設計と適温を保つサーモスタット搭載
デロンギ独自の先進技術により、触れても火傷しにくい平均表面温度約80℃を実現。さらに、エッジを巻き込んだ形にすることで安全性を高めています。小さなお子さんやペットのいる家庭でも気兼ねなく使用可能です。また、サーモスタット(温度調節ダイヤル)が自動的に電源のオン・オフを繰り返すので、お好みの室温を保ちながら、余分な電気代をカットできて節約にも繋がります。
ごきげんポイント
私の家にも幼児がいるのですが、火傷しにくくしっかりあたためてくれるのはとても助かります。温風を出さないので、肌や喉にも優しいのが嬉しいところです。
商品の詳細情報
リンナイ(Rinnai)
ガスファンヒーター A-style RC-A4401NP
専門家が選ぶおすすめポイント
便利な機能が充実
運転開始直後の室温を検知し、春先や秋口など比較的あたたかい時は、設定温度を下げる時間を自動的に調節する「気くばりエコ機能」により、あたため過ぎを防ぎながらガス消費量を抑えます。また、足元や周辺だけを効率的にあたためる「スポット暖房機能」、連続燃焼時間が設定時間を経過すると自動でガスの燃焼を停止する「選択式自動消火機能」など、多彩な便利機能が搭載されています。
プラズマクラスター&赤外線リモコン付き
プラズマクラスター機能を搭載しているため、部屋をあたためながら室内の空気を浄化できます。赤外線リモコン付属で、ベッドやソファから動かずに操作可能です。本体に取り付けられるリモコンホルダーも付属しているので、リモコンの置き場所に困ることもありません。
ごきげんポイント
空気をきれいに保ちながらあたためられるのは、特にアレルギーが気になる家庭には助かりますね。リモコンでの遠隔操作も便利で、日常使いが快適になりそうです。
商品の詳細情報
アラジン(Aladdin)
遠赤グラファイトヒーター CAH-1G9D(前年発売型CAH-1G9C)
専門家が選ぶおすすめポイント
軽量・スリムでスマートなデザイン
縦長のスリムなデザインで見た目がスタイリッシュなだけでなく、どんな場所にもコンパクトにおさまります。しかも重さわずか約3.5kgの軽量設計。背面上部には持ち手が付いており、もち運びが簡単。コンセントがあればすぐに使用できるため、ヒーターを移動させて複数の部屋で使いたい方や、デザインを重視する方におすすめです。
素早い起動とムラのないあたたかさを実現
アラジン独自の技術「遠赤グラファイト」により、わずか0.2秒であたたかさを実感できます。また、「グラファイトeヒーター」技術で発熱パターンを段階的に調整し、輻射温度を均一に保つことで、部屋全体にムラのないあたたかさを広げます。さらに、障害物を検知して自動で停止する「シャットオフセンサー」を搭載。カーテンなどが近くにあった場合に、火事になりにくい仕組みになっています。
ごきげんポイント
軽量でもち運びが簡単なので、部屋ごとに移動して使うのに便利ですね。すぐにあたたまる機能は、寒い冬の朝や帰ってすぐの部屋でも快適に過ごせそうです。
商品の詳細情報
シロカ(siroca)
遠赤軽量ヒーター かるポカ SN-M371
専門家が選ぶおすすめポイント
静音設計&危険の少ない設計
遠赤外線と輻射熱の効果で空間をふんわりとあたためるヒーターです。無風運転で空気を汚さず、運転音も非常に静かなので、就寝時も気になりません。また、表面には火傷しにくいフロッキー加工が施されている他、本体が異常に過熱した場合には自動で電源を遮断する過熱防止装置を搭載しています。小さなお子さんやペットがいるご家庭、ご高齢の方の使用にもおすすめです。
タオルや靴が干せるハンガーが付属
本体にはタオルを干せるハンガーが付属しており、タオルを乾かしながらお部屋の乾燥も防ぐことができます。さらに、シューズハンガーも付属しているため、雨や雪で濡れた靴を乾かすのにも便利です。また、キャスター付きで移動も簡単に行えます。
ごきげんポイント
タオルや靴を乾かしながら部屋をあたためられるのは便利ですね。冬の乾燥防止にもよさそう。子どもの濡れた靴をすぐに乾かせるのも助かります。
商品の詳細情報
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
セラミックヒーター 人感センサー JCH-126T
専門家が選ぶおすすめポイント
人感センサー搭載セラミックファンヒーター
人感センサーを搭載し、人の動きを感知して自動運転します。人を感知しない状態で12時間が経過すると、自動的に電源がオフになるため、電源の切り忘れ防止や節電に効果的です。もちろん、自動運転は連続運転との切り替えが可能です。温風は強・弱の2段階調整可能で、電源を入れるとすぐに温風が出て、短時間で部屋をあたためることができます。
軽量かつコンパクト設計
重さわずか2.3kgほど、サイズは幅約24×高さ約33.3cm×奥行約13.2と、もち運びに便利な軽量コンパクトサイズです。スペースを取らないため、トイレや洗面所、キッチンなど狭い場所にぴったり。ヒーターの使用場所を頻繁に変えたい方におすすめの1台です。また、コンパクトサイズなので収納場所にも困りません。
ごきげんポイント
軽量でコンパクトなサイズは狭い場所でも使いやすく、移動も楽にできるのが助かりますね。電源を消し忘れても、自動的にオフにしてくれるのはありがたい機能ではないでしょうか。
商品の詳細情報
山善(YAMAZEN)
着るこたつ どこでも電気着る毛布 くるみケット YAPP-401AC
専門家が選ぶおすすめポイント
まるでこたつのような着る電気毛布
こたつに包まれているかのようなあたたかさを体感できる着る電気毛布「くるみケット」。ファスナーを上げるとジャンパースカートのように着ることができ、ファスナーを下ろせば、広げて電気掛け毛布のように使用可能です。着用時は身長150cmから180cmまで対応しており、男女問わず使用できます。コントローラーポケットが付いているので、身に付けたまま移動が可能です。
家計に優しい省エネ設計
くるみケットは省エネ性に優れており、1時間当たりの電気代はわずか約0.4円(弱運転時、1kWh当たり31円で計算)。1日6時間使用しても、1ヶ月の電気代は約72円と非常に経済的で、気軽に使えるスポット暖房としておすすめです。また、洗濯機で丸洗いできるため、常に清潔に保つことができます。
ごきげんポイント
着るこたつ、という商品を初めて知りました。着たまま移動ができてしっかり体をあたためてくれそうです。他の商品と比較しても電気代を抑えられるのが嬉しいポイント。
商品の詳細情報
山善(YAMAZEN)
パネルヒーター ひざ掛け付き 底面ヒーター 足元暖房 YPPS-1551
専門家が選ぶおすすめポイント
足元をしっかりあたためる4面ヒーター
デスクの下で足元をあたためるスポット暖房。広い側面ヒーターと底面ヒーターで、足全体を優しく包み込むようにあたためます。特に、長時間座り続けるデスクワークや勉強中に足が冷えやすい方におすすめです。また、膝掛けが付属しているのも嬉しいポイント。併用することで、パネルヒーター単体では防ぎきれない上からの冷気も効果的に遮断できます。
騒音ゼロ&コンパクト収納
無音かつ空気も乾燥しないため、足元を中心にあたたまりながらも集中できる環境をつくりだせます。また、コンパクトに折りたためる設計なので、家具の隙間などのちょっとしたスペースにすっきりと収納可能。使いたいときにすぐ取り出して、手軽に利用できます。
ごきげんポイント
私も自宅で普段からパソコンを使っているのですが、冷え症で足元だけあたためたい!ということがよくあります。デスクワークや勉強中に冷えを感じることなく快適に過ごせそうです。
商品の詳細情報
パナソニック (Panasonic)
電気カーペット セットタイプ NKシリーズ DC-2NKC10-T
専門家が選ぶおすすめポイント
省エネを追求したトリプル断熱構造
熱が床に回らないよう、3層の断熱構造をもつ電気カーペット。アルミ均熱シートがヒーターの熱ムラを防いで、熱をカーペット全体に均一に届けます。また、クッション性のある断熱マットがあたたかさを床に逃がさず、アクリルコーティングが床への放熱を抑えながら、カーペットを滑りにくくしています。
節電&清潔機能搭載
必要のない部分はあたためないようにする2面切り替え機能と、カーペットの表面温度を自動で調整する省エネモードを搭載しています。さらに、ダニ対策機能も付いているため、小さなお子さんがいるご家庭やアレルギーが気になる方にもおすすめです。
ごきげんポイント
私の家では冬の電気カーペットが必須です。省エネ機能やダニ対策も付いていてクッション性が高いのは魅力的です。長時間使うものなので、省エネモードは嬉しい機能です。
商品の詳細情報
編集後記
本記事を担当した専門家より
この記事では、ヒーターの選び方やおすすめの10商品を紹介しました。お部屋のサイズや欲しい機能によって、選ぶヒーターは変わってきます。ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりのヒーターを見つけてみてくださいね。
本記事を担当した編集者より
今回の暖房器具はどれも、家庭での使い勝手がとても考えられているのがいいですね。私が気になったのはデロンギのオイルヒーター。乾燥しにくいし、子どもやペットがいても使いやすそうです。また、山善の「くるみケット」は、着るだけで手軽にあたたかくなるので、寒い日でも動きやすく使い勝手がとてもよさそうだなと思いました。省エネ機能やダニ対策も考えられているので、家族の健康や電気代を気にする方におすすめです。
ヒーターを使うと空気が乾燥して、肌や喉の乾燥につながります。インテリアの専門家がプロ目線で加湿器のおすすめ商品を紹介しているこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
本記事を担当した企画者より
家族の誰よりも寒がりで、スポット暖房器具が手放せない私はここ数年、無印良品の羽織れる電気ブランケットを愛用しています。ただ、腰回りの寒さが気になっていたので、今年は山善の着るこたつで胴回りの防寒・あたたためを強化したくなりました!
在宅仕事用にデスクを新調したので、ワークスペースでは山善のパネルヒーターを使うのも良さそうです。暖房器具を工夫して使用して、電気代を抑えつつあたたかくしてこの冬を乗り越えたいと思います。