「いくら保湿をしても肌がかさつく」「クレンジングや洗顔でヒリヒリ刺激を感じる」といったお悩みはありませんか?それは、肌に合った乾燥対策ができていないことが原因かも知れません。
肌のかさつきを放置していると、赤みやかゆみをはじめ、小じわや敏感肌、アレルギーなどさまざまな肌トラブルにつながる可能性があります。
今回は、肌が乾燥する原因と効果的なスキンケアについて、徹底的に解説します。さらに肌の内側からうるおいを保つためのインナーケアや、NGケアについても紹介。肌の乾燥を予防・改善して、ハリツヤに満ちた素肌を目指しましょう。
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更新情報
・「肌が乾燥する原因と効果的なスキンケアを美容のプロが解説!NGケアやインナーケアも紹介 #肌の乾燥 #対策」を公開しました。:2025年6月10日(火)
肌が乾燥する原因
健やかな状態の肌は、肌表面の角質層にある細胞が、隙間なく整列しています。また適度な皮脂が膜となって「皮脂膜」というバリアを形成し、肌を刺激から守りながら、肌内部の水分がキープされています。
反対に肌が乾燥しやすい人は、角質層の細胞どうしの隙間が広がり、皮脂膜も不足している傾向にあります。肌内部の水分が蒸発しやすく、バリア機能が低下している状態です。
このような、バリア機能の低下による乾燥は、肌の内側と外側、それぞれに原因があると考えられています。詳しく見ていきましょう。
外的ダメージ
肌のバリア機能が低下する、外的ダメージの1つが「空気の乾燥」です。とくに湿度が低下する秋から冬の時期と、エアコンによって室内が乾燥した環境では、肌が乾燥しやすいと感じる人は多いでしょう。
また紫外線や誤ったスキンケアなどの影響で、角質層や皮脂膜がダメージを受けると、肌を守っているバリア機能が低下して肌が乾燥しやすくなります。
外的な刺激によってバリア機能が低下している場合には、毎日のUV対策をはじめ、バリア機能をサポートするアイテムが必要です。また乾燥しやすい時期は加湿器を使用したり、座っている時はコップに水を入れておくなど、湿度を上げる工夫をしましょう。
肌内部にある原因
加齢や栄養不足、睡眠不足、ストレスなどの影響で皮脂の分泌が不足したり、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。すると角質層が均一に整わず、隙間ができてしまいます。その結果、天然保湿因子や皮脂など肌のうるおい維持に必要な成分が不足し、バリア機能が低下してしまいます。
低下したバリア機能を改善するためには、体の調子を整えることで肌のターンオーバーを促す、インナーケアによるアプローチが効果的です。
肌の乾燥を防ぐスキンケア方法
肌は常に、ターンオーバーによって生まれ変わり続けています。正しいスキンケアを継続して、ターンオーバーを正常に保つことが、健やかな美肌につながります。ここからは、乾燥を防いで、うるおいを維持できる肌を手に入れるためのスキンケア方法を解説します。間違ったスキンケアは、逆に乾燥を悪化させるリスクがあるため、NGケアについても合わせて確認しておきましょう。
正しいスキンケアのやり方とポイント
洗顔は水や熱いお湯ではなく、ぬるま湯で行うことで汚れが落ちやすく、皮脂の落としすぎを防ぐことができます。
また肌を乾燥させないために、洗顔後はなるべく早く、化粧水で肌に水分を補給しましょう。入浴時も熱いお湯や長風呂は避け「あがったらまずは保湿」を心がけてください。
化粧水をつける時は、コットンよりも手でつけることで、肌への摩擦による刺激を抑えられます。手のひら全体を肌へ密着させて押し込む「ハンドプレス」で、保湿効果を高めましょう。
さらにうるおいを逃がさないよう、乳液やクリームなどで皮脂膜を補います。乳液・クリームを手のひら全体にのばしたら、お顔全体にすべらせるようにして、優しくなじませてください。
フェイスマスクで効率的にうるおい補給
乾燥している肌には化粧水をたっぷり浸透※させたいところですが、顔全体に均一に浸透※させるのは難しく、手間もかかりますよね。
そんな時は、たっぷりの化粧水を含んだ「ルルルン」のフェイスマスクが便利です。ハンドプレスよりも簡単に、たっぷりの化粧水をむらなく肌に浸透※させることができます。
フェイスマスクは、リラックスタイムでの使用はもちろん、家事をしながらの「ながら美容」ができるのも嬉しいポイント。仕事や育児などで日々忙しい方でも、効率かつ効果的な保湿ケアが叶えられますよ。
- 角質層まで
気をつけたいNGケア
スキンケアの際に特に気を付けたいのは、摩擦による肌へのダメージです。美肌に近付くためのスキンケアが、いつの間にか摩擦で肌を傷つけ、乾燥を助長してしまっていることも少なくありません。
クレンジングや洗顔時にゴシゴシこすり洗いをしたり、すすぎの際に強くこするのはNGです。肌に負担をかけないよう、決してこすらず、優しく触れることを徹底しましょう。
また必要なうるおいまで落としすぎないように、クレンジングや洗顔料の使用量は守り、使いすぎに気をつけることも大切です。使用するスキンケアアイテムは、肌を刺激するリスクのあるアルコール「エタノール」などの成分がなるべく配合されておらず、肌への優しさに配慮した商品を選ぶとよいですよ。
フェイスマスクを使用する場合は、時間をおきすぎないように注意しましょう。シートが乾いてしまうと、せっかく肌の角質層まで浸透させた化粧水や水分が、逆に奪われてしまいます。商品ごとに定められている使用目安時間を守りましょう。
肌の乾燥を防ぐためのインナーケア
肌の乾燥を根本から予防・改善するためには、スキンケアに加え、体の内側からのインナーケアも合わせて行うと効果的です。
インナーケアで肌のターンオーバーを促すことで、皮脂の分泌量を適正に保ち、バリア機能の正常化につながるからです。
ここでは、食事や環境、睡眠などのインナーケアによる肌の乾燥対策について解説します。
栄養バランスに優れた食事
肌の状態は、毎日の食事と深く関係しており、栄養不足は乾燥肌を招く原因となります。食事から摂取するタンパク質やビタミン、ミネラル、必須脂肪酸などの栄養素は、肌のターンオーバーに不可欠です。健やかな肌を維持するためには、各種栄養素を豊富に含む食材を積極的に取り入れ、栄養バランスのよい食事を心がけることが重要です。
乾燥肌の人は、栄養の偏りを防ぐため、毎日の食事でより多くの栄養素をバランスよく取り入れることがポイントです。肉や魚、卵、大豆製品、野菜、果物など、さまざまな食品を少しずつ食べるようにするとよいですよ。毎日同じものでなく、違う食品からそれぞれの栄養素を摂取することで、ビタミンやミネラルのバランスが整いやすくなると考えられています。
十分な水分補給
私たちの体は、体重のおよそ60%が水分でできています。体内の水分が不足していると、肌の乾燥につながります。体の内側から肌のうるおいをキープできるよう、1日約1.5~2Lの水分を摂るようにしましょう。
美肌のための水分補給には、体を冷やさないように、常温の水や白湯がおすすめです。冬場やエアコンの効いた室内など特に冷えが気になる時は、白湯を飲むことで体温を上昇させ、新陳代謝の活性化につながります。その結果、肌の巡りが良くなり、より効果的な乾燥対策が叶うはずです。
良質な睡眠を確保する
睡眠の質が低下すると、成長ホルモンのバランスや自律神経が不安定になり、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。なるべく6時間以上の睡眠時間を確保しながら、深い眠りにつけるよう意識的に睡眠環境を整えましょう。
夕方以降はカフェインの摂取を控え、音楽やアロマ、ストレッチなどで心と体をリラックスさせるのも効果的です。寝る約1~2時間前に湯船につかって体を温めると、入眠しやすいですよ。
また寝る前はスマートフォンの使用を避け、ブルーライトによる目への刺激に配慮することも大切です。日々の心がけが良質な睡眠につながり、肌悩みの改善を実感できるはずです。
まとめ
今回は、乾燥肌の原因と肌の乾燥を防ぐための正しいスキンケア、インナーケアについて解説しました。うるおいのある肌はバリア機能が正常に働きやすいため、外的な刺激を受けにくく、コンディションの良い状態を維持しやすくなります。結果的にくすみやしみ、小じわやたるみなどの肌悩みの予防にもつながります。
肌の乾燥を予防・改善して保湿効果を高めるには、スキンケアとインナーケア、両方からのアプローチが大切です。これまでの乾燥対策を見直して、正しいケアを継続し、明るくハリのある若々しい肌をキープしましょう。