サブスクやYouTubeなどで音楽を楽しむ人が多くなった一方で、近年はアナログレコードが再ブームとなっていることをご存知でしょうか。音源データを圧縮したサブスクやCDのようなデジタル音源では再現できない、豊かな音質や自分好みの音が追求できる点が、レコードの人気の理由となっています。
しかし、レコードを聴くためのプレーヤーを購入しようと考えても、レコードになじみがないと何を基準に選べばよいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、家電アドバイザーの資格をもつ筆者が、おすすめのレコードプレーヤーを紹介します。さらに、レコードの仕組みや選び方のポイントも解説しますので、ぜひご参考にしてください。
更新情報
・「レコードプレーヤーのおすすめ10商品|プロが厳選!選び方の基準も解説 #レコードプレーヤー」を公開しました。:2025年1月20日(月)
レコードとは?なぜ今また人気があるの?
レコードとは、CD登場以前に主流だった円盤型の音楽記録メディアです。そのレコードを再生する機器がレコードプレーヤーです。CDやサブスクサービスのようなデジタル音源とは違う、レコードならではの魅力があります。なぜ今、レコードは人気があるのでしょうか。その理由を解説します。
デジタル音源にはない音のよさがある
レコードが人気であるもっとも大きな理由は、アナログ音源ならではの音質のよさです。実はCDなどのデジタル音源は、人間が聞き取れる範囲の周波数帯(20Hz〜20,000Hz)の音だけをデジタル処理しています。一方で、レコードはデジタル処理されない周波数もアナログで記録されており、通常耳では感知できない音も再現できるようになっています。そのため、スピーカーで大きな音で聴くと体で音を感じられると言われています。
サブスクで音源データが圧縮された音楽を聴くことが当たり前になっている現在において、生の音を楽しめるアナログ音源のレコードは、今までに感じたことのない音のよさがあります。
自分好みに音をカスタムできる
レコードはレコードプレーヤーだけでは音を聴くことはできず、フォノイコライザーやアンプ、スピーカーなどの周辺機器が必要です。レコードプレーヤーの中には、これらの機能を内蔵しているモデルもありますが、使用する機材や設定の違いにより微妙な音の違いを生み出すこともできます。このように、設定やパーツを変更して、自分好みの音にカスタムできる点もレコードの魅力の1つです。
レコードで新譜を発売するアーティストが増えている
最近ではレコードならではの音のよさに着目し、人気のアーティストがレコードで新譜を発売するケースも増えています。たとえば、椎名林檎、星野源、あいみょん、YOASOBI、Adoなど、若い世代に人気のアーティストがレコード版を販売していることも多く、これがレコードの再ブームに拍車をかけているとも言えるでしょう。
デジタル音源が主流の今、独特の音の温もりや音質を自分好みに調整できる面白さがあり、敢えて手間のかかるレコードに惹かれるのも分かります。最近のアーティストが新譜を出しているのは知りませんでした。
レコードの再生方法と必要な周辺機器を解説!
レコードは円盤の溝に音情報を記憶したアナログ音源です。レコードプレーヤーは円盤の溝に針を合わせて、レコードの音情報を読み取り再生します。
レコードプレーヤーが読み取る音の信号はとても小さく、音楽を楽しむためにはスピーカーや音を増幅してスピーカーに届けるアンプなどが必要です。ここからはレコードを聴くために必要な周辺機器を解説します。
レコードプレーヤー
レコードプレーヤーはレコードを再生するためのターンテーブルを備えた機器です。しかし、レコードプレーヤーにはスピーカーや音を拡張させる機能はなく、それだけで音楽を聴くことはできません。そのため、専用ケーブルを使ってフォノイコライザーやアンプに繋ぎ、音の信号を増幅させて、スピーカーやヘッドホンを通じて音楽を楽しむのが一般的です。
レコード針・カートリッジ
レコードの溝から音の信号を拾うのが、レコード針です。カートリッジは、その信号を電気信号に変換する役目を担ってます。レコード針やカートリッジには製品ごとの特徴があり、音質にこだわりたい場合は慎重に選ぶ必要があります。
フォノイコライザー
フォノイコライザーとは、レコードプレーヤーからの音の信号をアンプで使えるように昇圧して整えるための機器です。レコードプレーヤーからの音信号は小さいうえに、高音は強く、低音は弱いという特徴があります。そのため、フォノイコライザーで音を聴きやすい大きさに調整します。 ただし、レコードプレーヤーやアンプにフォノイコライザー機能が内蔵されている場合もあるので、購入時に仕様を確認しましょう。
アンプ
アンプは音の電気信号を増幅する役割を担っています。フォノイコライザーを使用しても音の電気信号は小さく、スピーカーやヘッドフォンで音を鳴らすパワーが足りません。そのため、アンプを使用してさらに増幅する必要があります。
アンプの主な機能は音のバランスや音質を調整する「プリアンプ」と、プリアンプで調整した音をスピーカから聴こえるように増幅する「パワーアンプ」に分かれます。また、プリアンプとパワーアンプの両方の機能を備えたアンプのことを「プリメインアンプ」と呼びます。オーディオ用にはプリメインアンプを使用するのが一般的です。レコードプレーヤーの音にこだわる場合はプリアンプとパワーアンプをそれぞれ用意してもよいですが、基本的にはプリメインアンプを選択しておけば問題ないでしょう。
スピーカー
スピーカーは、レコードプレーヤーからフォノイコライザーやアンプを使用して増幅された音の出口です。アンプが内蔵されたスピーカーを「アクティブスピーカー」といい、外部のアンプを通して使うスピーカーを「パッシブスピーカー」といいます。
デジタル世代からすると少し複雑に感じるレコード再生ですが、機器一つひとつに役割があるんですね。音を増幅させるフォノイコライザーやアンプは、レコードならではのこだわりを感じさせます。
レコードプレーヤーの選び方
レコードプレーヤーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。
1.予算別に選ぶ
レコードプレーヤーは1万円前後で手に入るシンプルなモデルから、音質や機能などの特徴にこだわった10万円を超える高価なモデルまでさまざまです。ここでは1万円前後、2万〜7万円、10万円程度の3つの価格帯に分けて、それぞれのモデルの違いを解説します。
1万円前後「購入したらすぐに使える」
まだレコードプレーヤーをおもちでなく、手軽にレコードを再生したい人には、1万円前後でスピーカー内蔵型のモデルがおすすめです。 価格を抑えるために、機能がシンプルで複雑な設定や調整が少ないモデルが多いため、初心者でも簡単に使い始められます。低予算で周辺機器を購入しなくても、すぐに使えて音質も充分なモデルもあります。
2万円〜7万円「予算を抑えつつも、音にもこだわりたい」
出費は抑えたいけれど、音質や機能にもこだわって音楽を楽しみたい人は、2万円〜7万円ぐらいが妥当な予算です。プレーヤー本体は3万円程度の低価格帯のモデルで、アンプやスピーカーとは分離型を選ぶとよいでしょう。
分離型モデルの場合、アンプやスピーカーの別途購入が必要ですが、音質のカスタマイズがしやすく、好みの音質を探求できます。さらに音質を追求したくなった時は、レコードプレーヤーの上級機への変更を検討しましょう。
10万円程度「高音質や自分好みの音・機能を追求したい」
音を自分好みにカスタマイズして、クリアで迫力のある音質と機能性を追求したい場合には、最低でも10万円程度のプレーヤーがおすすめです。カートリッジやカートリッジを支えるヘッドシェルが交換可能なものや、より高性能なフォノイコライザーが使えるなど、細かくカスタムできるプレーヤーと周辺機器を用意することで、お気に入りの音質を再現できます。
低価格帯のプレーヤーは最初から音を聴くための機能が備わっていて便利です。しかし、最初から機能が備わっている分、音をカスタマイズする幅が限られます。自分好みの音をつくり、趣味に没頭したい人は変幻自在にカスタムできるモデルを選びましょう。
2.レベルや目的に合わせて選ぶ
レコードプレーヤーを選ぶ際は、まず自分がプレーヤーの扱いに慣れているかどうか考えましょう。もし、扱いに慣れてないのに高度なカスタマイズが必要なモデルを選ぶと、高音質を実現できずに後悔してしまうかもしれません。また自分がレコードプレーヤーで何をしたいのかを明確にすることも重要です。ここでは、初心者向けの選び方のポイントや目的別に選ぶ際のポイントを解説します。
初心者がレコードプレーヤーを選ぶ時のポイント
レコードプレーヤーを初めて購入する初心者へ向けておすすめの機能を3つ紹介します。
レコードをセットするだけで再生できるフルオート型
プレーヤーでレコードを再生する際は、アームを動かしてレコードの上に針を落とします。この作業をボタン1つで自動化してくれるのが、フルオート型です。
フォノイコライザーが内蔵されているモデル
初心者の人には、コンポやスピーカーに直接接続ができるフォノイコライザー内蔵モデルがおすすめです。フォノイコライザーを内蔵していないレコードプレーヤーの場合、コンポやスピーカーを接続するためには、PHONO端子というレコードプレーヤー専用の端子を搭載したオーディオ機器に接続する必要があり、初心者にはハードルが高い傾向にあります。
スピーカー内蔵やBluetooth対応のプレーヤー
最近ではスピーカーを内蔵したモデルや、Bluetooth対応でスピーカーやイヤホンにワイヤレスで繋げられるモデルもあり、こちらも初心者におすすめです。この場合はフォノイコライザーの有無を気にする必要がないので、初心者でも手軽に使えて便利です。
レコードプレーヤーでDJがしたい
DJからレコードに興味をもった人もいるでしょう。レコードプレーヤーを使ってDJプレイをしたいのであれば、カートリッジやヘッドシェルが交換可能なモデルを選びましょう。また、DJプレイにふさわしいプレーヤーを選ぶなら、以下の機能を備えたモデルがおすすめです。
- ダイレクトドライブ式のターンテーブル
- 高いノイズ除去性能
- スライド式テンポコントロール機能
パソコンにデータを取り込みたい
レコードは1980年頃にCDの登場により1度衰退しました。その原因の1つがレコードの耐久性の低さです。購入したレコードに傷などがつくと、音が擦れるようになることがあります。パソコンへの取り込みが可能なプレーヤーであれば、そのような悲劇を未然に防ぎ、高音質なままで長期保存可能となり便利です。
3.音質にこだわって選ぶ
音質に与える影響が大きいのはレコード針を含むカートリッジの部分です。そのため、音質にこだわりたい人は、プレーヤーと合わせてカートリッジも慎重に選ぶ必要があります。ただし、プレーヤーによっては購入時のカートリッジを変更できない場合もあるので、購入前に確認しましょう。
さらに、針がレコードの溝を正確になぞり、適切で均等な圧力をかけるトーンアームも必要です。トーンアームの先端が取り外し可能なユニバーサルアームであれば、カートリッジやヘッドシェルを交換でき、組み合わせや針への圧力を調整することで、お好みの音質に近づけることができます。ここではカートリッジの種類とそれぞれの特徴を解説します。
MC型
レコードから音情報を読み取る精度が高く、繊細で表現が深い音質を出せるのが特徴です。そのため、高音質を追求するオーディオファンに好まれています。ただし、針のみの交換はできません。
MM型
手頃な価格で入手もしやすく、多くのレコードプレーヤーに標準で搭載されています。初めてレコードを聴く人や入門者に人気があります。
VM型
MM型から派生したカートリッジで、出力する電圧が高く迫力のある音が楽しめるのが特徴です。M型よりも高価ですが、ダイナミックな音質を楽しみたい人におすすめです。
4.機能で選ぶ
CDが登場してレコードが衰退した時点では搭載されていなかった、現在ならではのさまざまな機能が搭載されたレコードプレーヤーが多く登場しています。ここでは代表的な機能を紹介します。
スピーカー内蔵やBluetooth対応
スピーカーやイヤホンなどのオーディオ機器にBluetoothを使いワイヤレスで繋げられるモデルや、スピーカー内蔵のモデルも人気です。より手軽にレコードを楽しめます。
PCやスマホに音楽データを保存できる機能
USB対応のレコードプレーヤーには、PCやスマホに音楽データを保存できる機能が搭載されているものもあります。レコードが全盛だった頃には、PCやスマホが普及していませんでしたが、現在はレコードの音源をPCやスマホ、USBメモリに記録して長く楽しめるようになっています。
バッテリー搭載のポータブルレコードプレーヤー
バッテリーを搭載した充電式のポータブルレコードプレーヤーも登場しています。コンパクトなため、移動中の電車やバスの中など、どこでもレコードを楽しめる便利さが魅力です。
5.回転方式、回転数で選ぶ
レコードプレーヤーの回転方式には、ベルトドライブ式とダイレクトドライブ式の2種類があります。ここでは回転方式の違いによる特徴について解説します。
ベルトドライブ式
ベルトドライブ式は現在もっとも主流の回転方式です。モーターとプラッター(レコードを置く部分)をベルトで繋いで回転させる方式です。製造コストが低く、ベルトの振動やノイズを吸収して、滑らかに回転します。自宅での音楽鑑賞用には向いていますが、レコードの回転開始・停止時にラグが発生するために、レコードに直接触れるDJプレイには不向きです。
ダイレクトドライブ式
ダイレクトドライブ式はモーターで直接プラッターを回転させる方式です。モーターの力がプラッターに直接伝わるので、ラグが少なく回転が安定します。故障しにくく、特別なメンテナンスも必要ありませんが、コストはベルトドライブ式に比べて高くなります。DJプレイをしたい人はダイレクトドライブ式を選びましょう。
また、レコードプレーヤーの回転数もチェックが必要です。多くのレコードでは33回転(1分間に33と3分の1回転)と45回転(1分間に45回転)の2種類の回転数に対応しています。プレーヤーでは、レコードの種類に応じて回転数を選択する必要があるので、33回転と45回転に対応しているモデルを選ぶとよいでしょう。
なお、78回転のSP盤も存在しますが、このタイプは1963年に生産を終了しています。SP盤のレコードを聴くためには専用カートリッジが必要です。
選ぶときには自分のレベルや目的に合わせるのが大事ですね。スピーカー内蔵型やBluetooth対応モデルで手軽に楽しむのも、高価格でもカスタマイズ性の高いタイプで、音質にこだわるのも楽しめそうです。
レコードプレーヤーのおすすめ10商品
ここからは家電製品アドバイザーである筆者がおすすめのレコードプレーヤー10商品を紹介します。おうち時間がもっとごきげんになりそうな商品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事で紹介する商品一覧
デノン(DENON)
フルオートレコードプレーヤー DP-29F
専門家が選ぶおすすめポイント
コンパクトで質感のよいエントリーモデル
コンパクトなエントリーモデルのレコードプレーヤーです。デザインもシンプルで室内のインテリアと合わせやすいです。ターンテーブルには高精度のアルミダイカストを採用し、安定した回転を実現しています。ミニコンポなどと組み合わせて、省スペースで使いたい人におすすめです。
フルオート再生対応かつフォノイコライザー搭載
初心者でも簡単に再生できるフルオート型のため、レコードを傷つける心配も少なくすみます。また、フォノイコライザーを搭載しているので、コンポやアンプにダイレクトに接続できる点も魅力です。レコード店でも取り扱いのあるモデルで、気軽にレコードを楽しみたい人に人気です。
ごきげんポイント
シンプルなデザインと手軽さが魅力で、インテリアにもなじむので気軽にレコードを始めたい方にもぴったりですね。フルオート機能や内蔵フォノイコライザーのおかげで、初心者でも簡単に扱えそうです。
商品の詳細情報
アイオンオーディオ(ION AUDIO)
スピーカー搭載オールインワンUSBレコードプレーヤー Max LP
専門家が選ぶおすすめポイント
ステレオスピーカー内蔵のオールインワンのレコードプレーヤー
ステレオスピーカーを内蔵しているので、電源を入れて針を落とすだけで、すぐに誰でも温もりのあるアナログ音源を楽しめます。木目をいかしたナチュラルでシンプルなデザインも人気です。ホコリカバー付きなので、お手入れも簡単です。
USBケーブルでレコードの音声をPCに取り込める
USB端子を搭載しているので、レコードの音声をPCに取り込み、デジタルファイルとして保存できます。その他の入力端子も豊富で、たとえば、ステレオミニジャック入力端子を使ってカセットデッキなどの外部機器の音源をデジタル化することも可能です。ガジェット好きな人にも人気です。
ごきげんポイント
手軽にレコードの音を楽しめるのが魅力です。温かみのある木目デザインも嬉しい。USB対応でデジタル化もできるので、アナログ初心者からガジェット好きまで幅広く楽しめそうですね。
商品の詳細情報
オーディオテクニカ(audio-technica)
レコードプレーヤー サウンドバーガー AT-SB727
専門家が選ぶおすすめポイント
令和に登場したワイヤレスで簡単なレコードプレーヤー
令和になってオーディオテクニカが発売した、ワイヤレスで片手でもち運べて、簡単に使える便利なレコードプレーヤーです。アナログレコードの楽しさとポータブルの利便性を合わせもったモデルで、発売以降すぐに人気がでたモデルです。
BluetoothやUSB充電に対応
今までにほとんどなかった、もち運べるポータブルレコードプレーヤーにマッチした機能が便利です。Bluetoothに対応しており、移動中にもヘッドホンなどでレコードを楽しめます。さらに、バッテリーはフル充電で12時間もの再生が可能で、USB充電にも対応しています。
ごきげんポイント
片手でもち運べるスタイリッシュなデザインとBluetooth対応が今どきですね。USB充電で12時間再生できるので、アウトドアや旅行先でもレコードを楽しめるのが新鮮です。
商品の詳細情報
ソニー(SONY)
ステレオレコードプレーヤー PS-LX310BT
専門家が選ぶおすすめポイント
Bluetooth機能やUSB端子を搭載したステレオレコードプレーヤー
Bluetooth(R)トランスミッター機能を搭載しているので、ワイヤレスでBluetooth(R)対応のスピーカーヘッドホンに接続してレコードの音を楽しめます。またUSB端子も搭載しており、レコードの再生音をPCなどに録音して保存できる点も魅力の1つです。
STARTボタンを押すだけで自動再生・停止される手軽さが魅力
STARTボタンを押すだけのワンステップで、ペアリング済みのBluetooth(R)対応のオーディオ再生機器と接続し、自動再生・停止できる使いやすさが魅力です。フォノイコライザーを内蔵しているので、フォノイコライザー未搭載の機器にもライン出力が可能です。音質もクリアな中高音とパワフルな低音を実現しており、音質にこだわりたい初心者から中級者におすすめです。
ごきげんポイント
シンプルな操作で自動再生できる手軽さがいいですね。Bluetooth対応なので、配線の手間もなく、気軽にレコードの音が楽しめそう。USB録音機能もあるので、レトロな音源をデジタル保存したい人にもぴったりですね。
商品の詳細情報
チコニア(CICONIA)
トランクケース型レコードプレーヤー TE-1907
専門家が選ぶおすすめポイント
もち運びに便利な軽量コンパクトでトランク型のレコードプレーヤー
約3.0kgと軽量かつコンパクトでもち運びしやすいレコードプレーヤーです。ソロキャンプなど野外で好きな音楽を楽しみたい人に人気です。レトロでキュートなデザインも魅力で、部屋の隅に置いてもおしゃれな雰囲気を楽しめます。
USB端子付きやBluetooht対応など多機能なレコードプレーヤー
充実した機能も魅力の1つです。Bluetoothに対応し、フォノイコライザーやスピーカーも搭載しているので、この1台あれば簡単にレコードを楽しめます。USBメモリーやSDカードにも対応しているので、レコードの音源を録音して保存することもできます。さらに、FMアンテナ付きのため、屋外でラジオを聞くことも可能です。使い方の幅が広く人気のモデルです。
ごきげんポイント
トランク型のデザインは可愛らしく、軽量でもち運びもしやすいのが面白いです。Bluetooth対応やUSB録音、FMラジオ機能も備わっているので、自宅はもちろん遊びに行った先でも音楽を楽しめそうです。
商品の詳細情報
オーディオテクニカ(audio-technica)
レコードプレーヤー(フルオートターンテーブル) AT-LP70X
専門家が選ぶおすすめポイント
老舗オーディオメーカーの高音質フルオート人気モデル
老舗オーディオメーカーの音響技術をいかした音質のよさと、フルオート型で簡単にレコードを楽しめる点が人気の理由です。価格は3万円前後と手頃に購入できるので、初心者から中級者におすすめです。シンプルかつナチュラルなデザインを採用し、カラーはブラックグレーとホワイトシルバーの2色から選べます。
伝統のJ字型トーンアームで高音質を実現
オーディオテクニカ伝統のJ字型トーンアームはレコードの溝を針で正確にトレースすることができ、音質の向上とノイズの低減を実現しています。また、クランプ(アームレスト)を使用することでトーンアームに針を固定でき、針の損傷リスクを低減します。
ごきげんポイント
老舗メーカーの技術がいかされたモデルで、シンプルながらどこか上品な印象です。自動で再生してくれるので扱いやすく、細部のつくりにもこだわりが感じられますね。
商品の詳細情報
ティアック(TEAC)
フォノアンプ内蔵アナログターンテーブル TN-350-SE
専門家が選ぶおすすめポイント
スタイリッシュなデザイン
ティアック フォノアンプ内蔵アナログターンテーブル TN-350-SEは、チェリー色のスタイリッシュなターンテーブルが特徴です。美しい木目の突板に多層塗りを施した光沢のある仕上がりになっています。薄型でスタイリッシュなデザインはモダンなリビングや重厚なリスニングルームにもマッチし、優雅な雰囲気を醸し出してくれます。
ユニバーサル式トーンアームを搭載し、自分好みの音にカスタムできる
ユルバーサル式のトーンアームを搭載しているので、カートリッジやヘッドシェルを付け替えて自分好みのカスタムも楽しめます。付属のカートリッジはオーディオテクニカ製のMM(VM)型で、明瞭で高音質な音声をすぐに楽しむこともできます。
さらに、フォノイコライザーアンプも内蔵しているので、簡単にレコードを楽しみたい初心者から自分好みのカスタムをしたい中級者まで、幅広い層におすすめのプレーヤーです。
ごきげんポイント
木目の美しさと洗練されたデザインが目を引きますね。部屋に置くだけでインテリアの一部になりそうです。カスタマイズもでき、初心者から本格派まで幅広く楽しめる一台ですね。
商品の詳細情報
パイオニア(Pioneer DJ)
プロフェッショナルダイレクトドライブターンテーブル PLX-1000
専門家が選ぶおすすめポイント
世界的にも高い評価を得ているDJプレイにぴったりなレコードプレーヤー
Pioneer DJはDJカルチャーの中心として、日本の多くのクリエイターから人気があり、世界的にも高い評価を得ているブランドです。高トルクモーターを搭載したダイレクトドライブターンテーブルにより、高い回転性能と立ち上がりの早さを実現しており、クラブで使われることも多い1台です。
可変幅を調整できるテンポコントロールに対応
DJプレイにおいて楽曲同士のテンポを合わせたり、意図的に楽曲の雰囲気を変えるために使用されるテンポコントロールでは、テンポ可変幅を±8%、±16%、±50%の3段階から選択できます。細かな速度調整ができ、幅広いジャンルやスタイルで柔軟に対応できるため、DJプレイの幅も広がります。また、「RESET」ボタンを押すだけで瞬時に±0%に戻せるため、パフォーマンス中の操作性もよく、パフォーマンスを追求するDJにとって魅力的な1台です。
ごきげんポイント
DJプレイ向けに設計された本格派のプレーヤーですね。高い回転性能やテンポ調整機能が充実しています。見た目も重厚感があり、こだわり派にぴったりです。
商品の詳細情報
テクニクス(Technics)
ダイレクトドライブターンテーブルシステム SL-1200MK7
専門家が選ぶおすすめポイント
継承された操作感と進化した機能性
長年プロのDJから支持される操作感のあるシリーズで、最新技術を搭載したターンテーブルです。レイアウトはシンプルに、コアレス・ダイレクトドライブ・モーターや2層構造のプラッターを新開発しています。これにより、初心者でもブレることなく正確な操作が可能です。
また、起動トルクやブレーキスピードの細かな調整機能で、プレイ中の微調整も簡単に行えます。プレイ環境や好みに応じて自由に操作できるため、思い描いた通りのパフォーマンスにつながります。
音質とカスタマイズ性でクリエイティブな表現を実現
ノイズを排除し安定した回転性能とクリアな音質で、レコードの音を鮮明に再現しています。これによって細部のニュアンスまで楽しむことができ、DJプレイにおいても音の魅力を引き出してくれます。また、トルクやピッチの調整機能、逆回転や78回転再生に対応しているため、多様なスタイルでの表現も可能です。自由度の高いカスタマイズ性があり、家庭でも音楽を楽しめます。
ごきげんポイント
音質やカスタマイズにこだわる人にとっても魅力的なモデルではないでしょうか。パーツ交換で音の表情を変えられるので、じっくり自分好みの音を追求したい人にぴったりですね。
商品の詳細情報
ティアック(TEAC)
ダイレクトドライブ・アナログターンテーブル TN-4D-SE
専門家が選ぶおすすめポイント
薄型のダイレクトドライブモーターを搭載した本格派のターンテーブル
中級者から上級者におすすめの、ダイレクトドライブモーターを搭載したターンテーブルが魅力のレコードプレーヤーです。薄型ながら高性能なモーターにより、高精度でなだらかな回転を実現しています。
また、高級トーンアームブランド「SAEC」社とコラボしたナイフエッジトーンアームを採用している点も大きな特徴です。上下方向に繊細な圧力をかけられるので、分解能が高いダイナミックなサウンドが実現できます。さらに、ユニバーサル式で、ヘッドシェルやカートリッジを交換できる点も人気です。
スタイリッシュなデザイン
スタイリッシュなデザインも人気です。薄型なモーターを搭載したことにより、従来のモデルよりもスタイリッシュで薄型の筐体を実現しています。また、光沢のある美しいピアノブラックと天然ウォルナット材で仕上げられた高級感のあるデザインで、自宅での音楽鑑賞を優雅に演出します。
ごきげんポイント
シンプルで高級感のあるデザインが素敵ですね。薄型ながら本格的な性能を備えているので、音にこだわる中級者以上の人にも満足度が高そう!カスタマイズも楽しめる点が魅力的です。
商品の詳細情報
編集後記
本記事を担当した専門家より
今回はおすすめのレコードプレーヤーを10商品紹介しましたが、いかがだったでしょうか。私自身は外出時の移動中に音楽を聴くことが多いので、紹介した「オーディオテクニカ(audio-technica) レコードプレーヤー サウンドバーガー AT-SB727」の購入を検討しています。この記事がレコードプレーヤーを選ぶ参考になれば嬉しいです。
本記事を担当した編集者より
レコードプレーヤーは、手軽に楽しめるモデルから、音質やカスタマイズ性を追求できる本格派まで、幅広い選択肢が揃っていますね。「デノン(DENON) フルオートレコードプレーヤー DP-29F」などは、操作が簡単で初心者にも優しく、すぐに音楽を楽しめそうです。「ティアック(TEAC) ダイレクトドライブ・アナログターンテーブル TN-4D-SE」は高精度なモーターで中級者以上でも満足できる本格派モデルです。自分の目的やレベルに合わせて、楽しめるプレーヤーを選んで、アナログ音楽の魅力を堪能してください。
本記事を担当した企画者より
レコードプレイヤーが再注目され始めた頃、1台で気軽にレコード音楽が楽しめるチコニア(CICONIA)トランクケース型レコードプレーヤー TE-1907をテレビで見かけたことがあって気になっていました。
最近では3COINS(スリーコインズ)でレコードプレイヤーが販売されていたこともあり、レコード人気を身近に感じて、私も欲しくなっています…!