「朝起きるのがつらい」「疲れやすく、気分が落ち込みやすい」「イライラしやすい」そんな方は、自律神経が乱れているかもしれません。でも、大丈夫です。この記事を読めばきっと解決の糸口が見つかるでしょう。
今回は、自律神経のバランスを崩す原因から簡単にできる整え方まで、今すぐできる具体的な方法を紹介します。心身ともに健康で充実した毎日を取り戻し、ストレスに負けない「しなやかな自分」になりましょう!
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更新情報
・「自律神経の乱れが不調のもと?原因とすぐできる対策をチェック #自律神経 #整える方法」を公開しました。:2025年8月8日(金)
自律神経の乱れチェック
自律神経の乱れは、目に見えないため、なかなか気付きにくいものです。しかし、体や心のサインとして、さまざまな症状が現れることがあります。
次のような症状が思い当たる場合は、自律神経が乱れている可能性があります。
ぜひチェックしてみてください。
あなたはいくつ当てはまる?心当たりのある症状をチェック
- いつもだるくて、すぐに疲れてしまう
- 夜しっかり寝たはずなのに、朝から体が重い
- 布団に入ってもなかなか寝つけず、眠りが浅い
- ちょっとしたことでイライラしやすい
- やる気が出ず、集中力も続かない
- 不安になったり、落ち込んだりしやすい
- 肩や首がいつもこっている
- 頭痛やめまい、耳鳴りがよく起こる
- 手足が冷えやすい、または異常に汗をかく
- 動悸や息苦しさを感じることがある
- 便秘や下痢になりやすい
- 日によって食欲にばらつきがある
- 天気や気圧の変化に敏感で体調が悪くなる
いくつ当てはまりましたか? 当てはまる数が多い程、自律神経が乱れている可能性が高いと考えられます。
もし、チェック項目にたくさん当てはまったとしても、心配し過ぎる必要はありません。あなたの体がサインを出してくれていると受け止めてみましょう。
では、なぜ自律神経が乱れてしまうのか、その原因について詳しく見ていきます。
自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる大きな原因は、ストレスと生活リズムの崩れです。自律神経は心の状態や体の動きにとても敏感で、特に忙しい毎日を送っていると、気付かないうちに体と心のバランスが崩れてしまいます。
自律神経には、活動モードの「交感神経」と、リラックスモードの「副交感神経」という2つの神経があります。この活動モードとリラックスモードの切り替えがうまくできなくなると、休みたいのに体が緊張したままでうまく休めなくなったり、集中したいのにやる気が出なくてボーッとしたりしてしまうのです。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、胃腸の働きが悪くなったり、血流が滞ったり、免疫力が下がったりと、さまざまな影響が出てしまいます。
自律神経を乱す3つのストレス
自律神経が乱れる1番大きな原因は、ずばり「ストレス」です。ストレスと聞くと、嫌なことや悩み事を思い浮かべるかもしれませんが、生活習慣や環境も原因となります。ここで、精神的ストレス、身体的ストレス、環境ストレスの3つについて見ていきましょう。
<精神的ストレス>
- 仕事が忙し過ぎる
- 何事にも手を抜けず頑張り過ぎてしまう
- 将来への不安や悩み事が頭から離れない
- 人間関係がうまくいかず、気持ちが休まらない
これらのストレスが続くと、活動モードの交感神経が働き過ぎてしまい、リラックスモードの副交感神経がうまく働けなくなります。その結果、いつも緊張していて気が休まらない状態になってしまうのです。
<身体的ストレス>
- 睡眠不足や不規則な生活をしている
- 朝ごはんを食べる余裕がなく、バタバタ出かける
- 夜遅くにたくさん食べたり、お酒を飲んだりする
- パソコンやスマートフォンを寝る直前まで見ている
- 栄養の偏った食事や、過度なダイエットをしている
- カフェインやアルコール、甘いものを摂り過ぎている
- 運動のし過ぎ、または運動不足で体がかたまっている
寝る前はリラックスすることが大切ですが、夜遅くまでスマホを見ていると、脳が興奮してしまい、睡眠を妨げてしまいます。
また、リラックスすることが重視されがちですが、運動不足が不調の原因となっている方も少なくありません。眠れないと感じている方の多くが、運動不足によって交感神経がうまく働いていないのです。
<環境的ストレス>
- 冷え過ぎる環境や暑過ぎる環境、騒音など
- 新しい環境に引っ越したり、転職したりした時
- 季節の変わり目で、気温や気圧が大きく変わる時
- 旅行などで生活リズムが一時的に変わる時
これらのストレスは、意識していなくても体や心にストレスとして影響し、自律神経が対応しきれなくなることがあります。
大切なのは、どんなストレスがかかっているのか、どんな時に不調を感じやすいのかを知ることです。原因が分かれば、ストレスや不満に対してどう対処すべきかが見えてきて、改善しやすくなります。
次の章では、自律神経を整えるための具体的な方法を紹介します。毎日の中でできることから始めてみましょう。
自律神経を整える方法
自律神経は、体のリズムや心の状態に深く関わっているため、生活習慣や心のあり方次第でバランスを回復できます。特別な道具や薬を使わなくても、毎日の生活の中で少しずつ整えられるのです。急にすべてを変える必要はありません。日々の暮らしの中で、無理なく続けられることから始めてみましょう。
睡眠環境を快適に整える
日が昇るとともに交感神経優位になって活動性が上がり、日が沈むとともに副交感神経優位となって活動性が下がる、と聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。
睡眠中にリラックスモードになると心身がしっかり休まるため、眠りにつく前から交感神経のスイッチを切る工夫が大切です。より深く眠りやすくなるコツは、次の5つです。
- 寝る1~2時間前には、スマートフォンやパソコンを見ないでゆっくり過ごす
- お風呂は寝る90分前くらいに、少しぬるめ(38~40℃)のお湯に10~15分浸かる
- 寝室を暗くして、静かで快適な環境を整える
- 寝る前のカフェインやアルコールの摂取を控える
- 朝起きたら、カーテンを開けて朝日を浴びる
特に冷えやすい方、首や肩がこりやすい方は、シャワーだけですまさず湯舟に浸かるようにしましょう。また、朝日を浴びるだけでも体内時計がリセットされて、生活リズムが整いやすくなります。
食事の時間と内容に気を付ける
遅い時間の食事は、入眠を妨げたり、深く眠りにくくなるため、寝る3時間前までに食事をすませるのが理想です。夕食が遅くなってしまう日は、軽めの食事ですませましょう。
腸内環境が整うと、自律神経にもよい影響があります。野菜やきのこ、海藻など、食物繊維が豊富なものを積極的に食べ、甘いものや油っこいもの、アルコールやカフェインを控えめにしましょう。
体に必要な栄養がしっかり摂れると、体の調子がよくなり、自律神経も安定しやすくなります。ただし、うまく消化できないと栄養を吸収できないため、よく噛んで食べることも大切です。
適度に運動する
軽い運動は、血流を良くし、気分転換にもなります。運動によって心身のバランスが整うだけでなく、眠りやすくなり、自律神経の働きもスムーズになります。
交感神経の活動が低下していると、だるさや眠気、やる気の低下が見られます。このような場合は、睡眠や食事だけで十分に改善しないこともあるため、運動習慣のない方は、ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、リラックスしながらできる運動から始めてみてください。
エレベーターではなく階段を使ったり、一駅分歩いてみたりと、日常生活の中に少しずつ運動を取り入れてみましょう。朝日を浴びながらのウォーキングは、体内時計を整える効果もあり、特におすすめです。
リラックスできる時間をつくる
ストレスをため込まず、意識的にリラックスする時間をつくることで、副交感神経が優位になりやすくなります。特に40代以上の方は、リラックスモードに入りづらくなる方が少なくありません。ご自身にとって心地よいと思えることから試してみてください。
- 好きな音楽を聴いたりアロマを焚いたりして、落ち着く空間をつくる
- 湯船にゆっくり浸かったり、あたたかいハーブティーを飲んだりする
- 趣味に没頭する時間をつくり、友人とのおしゃべりを楽しむ
- 深呼吸をする(ゆっくり息を吸って、さらにゆっくり吐く)
深呼吸ならいつでも無料ででき、繰り返すだけで心が落ち着きます。1日数回でもよいので、意識して行いましょう。
これらを日常に取り入れていくことで、自律神経のバランスが整いやすくなっていきます。すべて一気に実践する必要はありません。まずは「これならできそう!」と思うものから1つずつ始めてみましょう。
大切なのは「頑張り過ぎない」こと。心地よいと感じることを少しずつ増やすことが、自律神経を整える近道です。続けることが大切なので、無理なく自分のペースで取り組んでみてくださいね。
まとめ
今回は、自律神経が乱れる原因や、そのチェック方法、毎日の生活の中で無理なく取り入れられる整え方まで紹介しました。
朝がつらい、最近ずっと疲れている、だるくて気分が落ちやすいといった慢性的な疲労感や不眠、イライラなどの悩みも、自律神経のケアで改善につながるかもしれません。
まずは、朝日を浴びる、1日1回深呼吸をする、寝る前にスマホを見ないようにするなど「これならできそう」と思えることを1つずつ始めてみてください。自分のペースで生活を整え、心穏やかな毎日を取り戻していきましょう。